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(回答先: 逃亡中の女盗賊プーラン殺害犯を逮捕=インド [AFP=時事] 投稿者 white 日時 2006 年 4 月 25 日 22:08:19)
インドの貧しい低カーストの生活の一端を見て、ショックを受けたことを覚えています。
私の見た映画は 2度目の作品で、「バンディット クイーン」というタイトルでした。オーストラリアで見ましたが、日本でも封切りされたのでしょうか。
映画では 低カーストへの理不尽な差別が随所に見られました。例えば、妻らの重要な仕事に水汲みがありますが、水を汲む場所が低カーストの位置からずれている と言われて、他の女性から水を捨てられる場面が出てきたりします。
11歳で嫁がされたプーラン (母がプーランの父に、後1,2年待って欲しい、と頼みますが、もうお金を貰ったと言って、聞き入れません。川で遊んでいたプーランは 呼び戻され、その日に簡単な身支度で、船に乗せられ、川を渡っていきます。)は夫から強要されたセックスの恐ろしさから 夫の家から逃げて親戚の元に身をよせます。
省略
その数年後、盗賊に誘拐されます。盗賊内も階級があり、低カースト出身の彼女は、頭領に強姦されつづけます。ある時 プーランに密かに心を寄せていた、低カーストの男性が 頭領がいつものように、彼女を強姦中に(外で)、彼に向かって発砲、他の低カーストの仲間も協力し、上層カーストを追い出し、低カーストだけの盗賊集団となります。
彼らは、町を襲いますが、金持ちの家のみを狙い、低カーストの家は決して狙いません。
ある時、宝石を盗んでいる時、低カーストの少女を見かけます。プーランはおびえる女の子に、宝石を与えます。「いつかお嫁に行く時持っていくのよ。財産があると、強いのよ。」と言って。
ある日、いつか嫁いだ男性の住んでいる町へ行きます。彼女は 男性に復習します。
幼い自分を強姦した彼を。映画製作後の本人へのインタビューによると、両手足の骨を折ったそうです。そしてやっと彼女に謝ったと。
月日が経ち、この盗賊団は上層カーストに恐れられるようになると同時に、低カーストには、人気が出てきます。盗んだ金品を貧しい人に配ったりしたこともあったようです。
二が二がしく思っていた州の実力者は、彼らを追い、プーランの恋人で、盗賊団長でもある男性を撃ち殺し、プーランをさらいます。引き回されて、小屋に閉じ込められ、22人もの男性に毎日のように、強姦されつづけます。昼間、裸で水汲みを強要され、人々の前で辱めを受けます。
こんな彼女を見ていられなかった かつて仲がよかった従弟が プーランを逃がします。
昔の仲間を失ったプーランは、大きな盗賊組織のリーダーを説得し、自分についてくる仲間をつのったところ、たくさんの男性が名乗り出て、再び盗賊集団を組織。そして 復習をします。
自分を強姦した連中のいる町に乗り込み、その男どもを一人残らず引っ張り出し、彼らのリーダーの行き先を詰問しますが、誰も教えないので、全員を撃ち殺しました。
最後は、彼女は捕まりますが、死刑にするには、彼女は、低カーストに人気がありすぎました。
政府は、プーランに武器を捨てる約束をさせ、短い刑期で、(といっても、十年くらいか)牢屋から出します。
映画はそのあたりで終わるのですが、その後、彼女は国会議員に立候補し、当選します。
主婦の為の休日の法定化や、こども結婚の禁止に全力を尽くします。
が、ある日、銃で殺されてしまいます。
ものすごい映画で、圧倒されました。
その後、インドの低カーストが 違法に武器を持って、組織的に闘っているというニュースを聞いても、納得できるようなりました。
プーランが殺されたといニュースを聞いた時は、とても残念でした。犯人が捕まってよかったです。