★阿修羅♪ > アジア4 > 134.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
ワイルドインベスターズ ブログ 「それを教えちゃマズイだろ!」
日本を投資大国にするための、ディープな情報交換所。
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/1_8ec4.html
2006年4月20日 (木)
竹島問題の本質(1) 広大な「海洋領土」の奪い合い
うおー、たまらん!
仕事に集中したいのに、テレビや新聞のピント外れな解説を見るとイライラする!
ということで、ストレス解消のためにカキコします。
広大な「海洋領土」の奪い合い
竹島周辺海域の海洋調査で、日本と韓国が揉めています。日本は竹島を自国領土と考えていますので、その周辺調査は当然のことです。それに対し韓国は、「調査船が来たら拿捕する」「戦争も辞さない」そしてついには「国連海洋法協約上の強制手続きから離脱」と、燃え上がっています。つい最近も中国が勝手に日本の排他的経済水域(EEZ)で「通行禁止宣言」をしてモメたあげく、撤回しましたよね。
私は国際情勢が割と見えるほうなので、なぜこんなことが連続して起こるかその必然性がよくわかります。しかしテレビや新聞はその理由を意図的に知らせたくないようです(わかっていないのであればまだ救われますが)。
これは日本の「戦後」を終わらせちゃんとした一流国になるか、それとも奪われるだけの奴隷国家になるかの岐路だと思いますので、気合を入れて解説しようと思います。
知っている人は知っている話ですが、国連海洋法条約では、沿岸国の200海里までの海底等を大陸棚としています。しかし地形・地質が一定条件を満たす場合、さらに延長することが可能なんです。それを認めてもらうためには2009年5月までに大陸棚の地形・地質に関する情報を国連に提出することが必要となっています。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu5/siryo/001/04041501/009.htm
何を言っているかというとですね、「海の領土」が広がる可能性があるということですよ。ただそれを主張するためには、「データの提出」という仕事を期限までに終わらせる必要があるということです。それができない国は、「海の領土拡張」を主張できないということです。日本政府はワーキンググループを作っているようですが、スタートが遅くて予算も少なかったように思います。本当に2009年の提出期限に間に合うかどうか疑問です。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/tairikudana/renrakukaigi.html
まあ調査したところで、それがまるまる自国の経済水域と確定するわけじゃありません。しかし調査すらしていないのであれば、会議の席でもまるで勝負にならないのです。
「え、あんたも『彼女はオレのもの』って言うの?
でも、あんたは彼女のこと何も知らないでしょ。
興味なかったから知ろうとしなかったんだよね。
そんな奴が今さら『自分が開発したい』なんて言い出して、ずうずうしいにも程があると思わない?」
相手にしてみれば、とにかく難クセをつけて日本に調査をさせなければ、その後の確定作業が自国に有利に働くわけですよ。日本が配慮して調査を中止したら、彼らは会議の席で「日本は権利を放棄した、その証拠に調査すらしていないではないか」と主張するわけですな。
だから中国は軍艦まで出して東シナ海で日本の測量船を邪魔し、韓国は「拿捕するぞ」「戦争になるぞ」と脅すわけです。日本に平和憲法があることを逆手にとって、軍事衝突をほのめかせば日本政府は譲歩すると考えているのです。日本がビビッっておりてくれるなら、戦わずして広大な海上領土を奪うことができるからなんですね。
仮に日本が調査をせず、中国側の大陸棚が認められた場合、日本は本州の広さに匹敵するほどの「海洋領土」を失うことになります。(ごめん、正確な広さはわからない。オレの見た感じね)http://3.csx.jp/senkaku/
竹島周辺もそれは同じで、もし日本が調査をせず、韓国側が主張するEEZが通れば、日本は九州の広さに匹敵するほどの「海洋領土」を失うことになります。(これもごめん。見た感じ)http://www.asahi.com/politics/update/0417/image/TKY200604170330.jpg
最近増えている「海洋調査する!」「やめろ!」という争いは、学問上の争いではありません。国家の存亡を賭けた「領土問題」なのです。日本が調査を怠れば、隣接する国がすかさず領有権を主張するでしょう。国土防衛のために、2009年の期限までに調査を終わらせなければなりません。
中国が沖の鳥島を「あれは岩だ」と主張して日本のEEZを認めず、自分はスプラトリー諸島の浅瀬に掘っ立て小屋を作ってEEZを主張しているのは、その妨害工作です。島は小さくても、それがもたらず海上領土の恩恵は莫大なのですから「譲り合い」はありえません。http://www.geocities.co.jp/Bookend/8214/200407/04071301.jpg
にもかかわらず、マスコミは「話し合いで解決を」「近隣諸国に配慮して」と及び腰です。ひどいところになると「大きな島ではない」「誰も気にしていない」「争いをやめるほうがお互いの利益」と日本人に吹き込んでおいて、隣国に利益を与えようとしています。ただのアホウであればまだ改善の余地はありますが、中国様や韓国様の命令で売国をしているのであれば救いようがありません。
領土問題に譲歩は禁物です。たとえ武力衝突となっても。
武力で領土を奪おうとする敵に、話し合いは通用しません。それを諦めるということは自分の生存権を放棄するということで、お互いに譲れないのであれば、あとは覚悟と力の勝負です。イギリスが遠く離れたフォークランド諸島をすぐさま奪還したように、毅然とした態度で国土を守るべきです。それが長期的には、国民の生命と財産を守ることにつながります。
過去の日本はそれをやらなかったために北方領土と竹島を奪われ、対馬や沖縄まで狙われるという危険を招きました。
彼女の体を勝手にまさぐられてブチ切れない男は、その彼女を失うことになるでしょう。そのような男は、他のどんな女性も次々に失うことになります。
寸土を失うものは全土を失うのです。
(続く)