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http://www.people.ne.jp/2006/04/21/jp20060421_59154.html から転載。
胡錦濤国家主席は20日、米国のブッシュ大統領とホワイトハウスで会談した。会談は実務的かつ建設的で、双方は中米関係や共に関心を寄せる重大な国際・地域問題について踏み込んだ意見交換を行い、重要な共通認識に至った。
胡主席は「中米関係はすでに二国間関係の範疇を超え、世界的な影響力と戦略的意義を次第に高めている。両国は世界平和の維持、共同発展の促進において広範かつ重要な戦略的利益を共有し、共同の責任を負っている。両国は利害関係者であるのみならず、建設的協力者でもある。両国は共に努力し、建設的な協力関係を全面的に推進するべきだ」と述べた。
また「両国は『台湾独立』対する反対と抑制、台湾海峡の平和と安定の維持において戦略的な利益を共有している」と指摘。ブッシュ大統領と米国政府が「1つの中国」政策の堅持、中米間の3件の共同コミュニケの順守、「台湾独立」への反対を繰り返し表明していることを称賛した。さらに「われわれは『1つの中国』原則を基礎に台湾海峡の平和と安定を守り、(台湾海峡)両岸の関係改善と発展を促していく。われわれは最大の誠意をもって、最大の努力を尽くし、平和統一の展望の獲得に努力するが、『台湾独立』は決して許さない」と強調した。
ブッシュ大統領は、台湾問題における米国政府の立場に変更はないことを説明。「1つの中国」政策の堅持と、台湾問題における中国側の関心への理解を示したほか、「一方的に台湾海峡の現状を変える台湾当局の行動が、中米関係を損なうのは見たくない」と表明した。
双方は、現在の国際情勢における中米関係の現状として▽両国が広範かつ重要な戦略的利益を共有している▽両国の互恵協力に大きな将来性がある▽両国の良好な関係は、アジア太平洋地域と世界の平和、安定、繁栄を守り、促進する上で戦略的な意義を持つ――との認識で一致。戦略的かつ長期的視な点から両国の関係を処理し、21世紀における建設的な協力関係を全面的に推進し、両国や世界各国の人々により幸福をもたらすことで合意した。
また、相互両得型の経済貿易関係を共同で推進するとともに、両国および両国民の根本的利益から出発し、対等な協議によって対立と摩擦を適切に解決することで合意。軍事・法執行(取り締まり)・科学技術・教育・文化・青年などの交流と協力を強化するとともに、テロ対策・不拡散・鳥インフルエンザ対策・エネルギー・環境保護・災害対策、さらにはアジア太平洋地域の安全・安定維持などの重要問題について、引き続き対話と協力を進めることで一致した。
さらに、朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議を引き続き推進するほか、イラン核問題の平和的解決に向けて努力を続けることでも合意した。(編集NA)
写真会談する胡主席とブッシュ大統領の会談=:20日、ホワイトハウスの大統領執務室「オーバル・オフィス」で
「人民網日本語版」2006年4月21日