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まずは北朝鮮問題研究所のホームページ記事から
北朝鮮が「竹島問題」で韓国と歩調を合わせる事についての記事
http://www.nkfocus.jp/warp/webapp/bbs/view?meta_id=culture&id=d12a3c5ad8fca8ff738f3354
北朝鮮、独島問題で韓国と「声を一つに」---(北朝鮮問題研究所)
日本が独島の水路測量を口実に、韓国の排他的経済水域(EEZ)侵犯を画策すると、北朝鮮が独島を「漢民族の領土」という点を明らかにし、強く反発している。
北朝鮮の朝鮮法律家委員会は18日、日本の独島領有権主張が国際法上「先占の原則」に反するという点を強調し、「論ずる価値もない不法な主張」と非難している。
また、外務省の報道官は今月6日、談話を通じて日本の高校教科書の歪曲を取り上げ、「独島をどこまでも日本の領土だと言い張るのは、侵略的な領土膨張の野望が明白に表れたもの」と批判した。
労働新聞は14日の論評で、「独島は数千年前から今にいたるまで変わることなく朝鮮の領土」であり、「日本政府は独島を紛争地域にし、朝鮮の領土から 切り離してしまい、横取りしようとしている」と非難した。
勿論、北朝鮮は今も日本の探査船のEEZ侵犯について直接語らず、日本の教科書の独島歪曲だけを問題視しているが、その目指すところは韓国と違いがない。
特に法律家委員会は、「日本の独島領有権主張は、若い世代に、他の民族を蔑み、大和民族の優越感、領土野望を注入し、日本の右傾化と軍国化を鼓吹し、海外膨張の野望を必ずや実現しようとすることにある」と主張した。
韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領も18日夕方、与野党指導部との晩餐懇談会で「靖国神社参拝、歴史教科書問題、独島に対する挑発行為などを総合すると、それが日本の国粋主義的傾向を持った政権が、過去の侵略の歴史を正当化する行為でもあり、未来の東北アジアの秩序に対する挑戦的行為」であると強調した。
このような共感帯の中で北朝鮮は、日本の領土膨張の野望に対して、民族が協力し合うことを強調している。
在日本朝鮮人民総連合会の機関紙『朝鮮新報』は18日、日本の探査船のEEZ侵犯計画をとりあげ、「露骨化する日本の反動勢力の朝鮮に対する再侵の野望と術策に、北と南が共同で取り組む時が来た」と主張している。
また、北朝鮮のウェブサイトである我が民族同士は17日、「日本の独島強奪策動を粉砕することは、他の誰も代わることができない漢民族自身の役割」とし、「民族が協力し合って、日本の独島強奪策動を破壊し、民族の自主権を断固守らなければならない」と強調した。
これまで、南北の民間団体も各種共同行事で、日本の過去史に対する反省のない態度と、果てしない領土紛争の動きなどに対し、声を一つにして批判するなど、他のどの分野よりも一致した姿を見せてきた。
[ここまで↓]
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[私の意見]
昨日までの「拉致問題」がどこかへ飛んでしまいそうな「竹島問題」。
この件についての「北朝鮮と韓国の共同歩調」についての報道に、なにか「ヤラセ」的な異様さを感じるのは考えすぎでしょうか。
どうも私には日本政府と韓国政府がウラで協同して「竹島」問題をネタにして「拉致問題」をはぐらかそうとしているように見えます。
今、竹島へ調査船を派遣すれば「レイムダック」状態を回避したい韓国の盧政権がこれを「選挙」と「拉致・拉北問題」に利用しない筈はあり得ません。
「日本との摩擦を作り出し、政権維持のために利用している」との分析を「外務省自身」がしており、一番良く知っている筈なのになぜ、「火に油を注ぐ」ような事をするのでしょうか。
考えられる事としては次のようなものがあります。
1.外交的での解決のため北朝鮮に「拉致」問題についての新事実を公表すると脅し、圧力をかけ、譲歩を誘う。
譲歩がなければ「更に不利になるような事実」を公表し「メンツ」がなくなるように仕向けると脅す。
2.もし、水面下で「譲歩」、「合意」が得られれば、その時点で一般の関心をそらせ「ウヤムヤ」にすると約束する。
問題は「日本」と「韓国」の世論なので両方が騒ぐ「事件」を共同で引き起こす。
竹島問題はまさに「両国の世論を炊きつける」のにもってこいの事件。
また、領土問題は簡単に解決しない「継続的な政治問題」したがって「拉致」、「拉北」をもみ消すには都合が良い。
※もしかすると実はウラで領有権問題は決着済だが、決着してしまうと「北朝鮮」を騙せなくなるので「隠している」かもしれません。
※中国国防省高官の北朝鮮、韓国の訪問後なので「ウラで進展」があったのでないかと推定しています。
なお、金正日書記は国防委員長だったと思いますので、軍事担当の高官が秘密に会談していても不思議ではありません。
国際会議で「竹島」の命名について問題があるから調査に出発するとの事ですが、本当の理由は「拉致問題」の水面下での解決のための「世論操作」の為の陽動作戦である可能性は否定できないと思われます。
この時期にブッシュ大統領と胡錦涛国家主席の会談がアメリカでおこなわれており、朝鮮半島問題について重要な合意がなされているかもしれません。