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永楽帝の宦官、鄭和の偉業を支えたものは(ことしゃんのページ)【最近、海外進出という中国の大方針のシンボルとして再評価】
http://www.asyura2.com/0601/asia4/msg/420.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 5 月 08 日 15:13:34: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://ch.kitaguni.tv/u/1544/%a5%c6%a5%ec%a5%d3%a1%f5%a5%e9%a5%b8%a5%aa%a4%ab%a4%e9/0000350460.html
2006 年 05 月 04 日(木)

昨夜NHKで<偉大なる旅人・鄭和 第二部「見果てぬ夢」>を見ました。イスラム教徒の宦官・鄭和が明時代に大船団を組み、アフリカまでも旅していたそうな。

ケニアの島には難破した中国の船(鄭和の船団のものの可能性が大とのこと)の乗組員の子孫が住み、(アフリカ人より少し色がうすい)20歳になる女の子が南京大学で医学生目指して留学中。目下は中国語の猛勉強中です。

費用がかかりすぎ国を傾けるという理由で鄭和に関する資料はことごとく破棄され、中国は長い鎖国に入るわけですが、最近になって、ケ小平によって見直され、また海外進出という中国の大方針のシンボルとして研究もされているそう。

ヨーロッパ各国は無理やりキリスト教に帰依させたり、武力で制圧していったわけですが、鄭和は自分の宗教を押し付けることも無く、平和的にアジア各地に拠点を作っていったのだとか。もし、中国がアジア各地の拠点を守っていたら、西欧諸国による植民地にはならなかっただろうという。しかし、それはそれで怖い。アジア全部が中国語だったら。。。

ヨーロッパの船乗り達は長い航海に出ると”壊血病”というビタミン不足による怖い病気に悩まされたのですが、鄭和船団にはこの病気はなかったと。どうしてだと思いますか?それは”もやし”なのです。船の中でモヤシを育てたべたのだそうです。そう、彼の偉業を支えたものは”もやし”だったのです。もう一つ船の中で育てて食べたものがあったと言っていたのですが、忘れてしまいました^^。テレビご覧になった方、教えてくださいませ〜。みなさん、モヤシをたくさん食べましょう。お安いですし。

さて、鄭和は7回も航海に出たのですが、最後は60歳だったということです。メッカ巡礼が願いだったのが寄る年波には勝てずインドであきらめ、しかしあとを継いだ部下達は無事メッカ巡礼を果たし、その報告書も残されているそうで、大昔(600年も前!!!)に世界中を旅する人たちがいたということに感動しました。 ヴァスコ・ダ・ガマより、90年も前に偉業は成し遂げられていたのです。船の数も船員の数もあっと驚く数。(1405年7月。明の永楽帝の命を受けた鄭和は船員2万7800人、62隻の大船団を率いて大海原に打って出た。)

http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/001/21-05359.html

総合/デジタル総合 放送日 :2006年 5月 3日(水) 放送時間 :午後10:00〜午後11:15(75分) ジャンル :ドキュメンタリー/教養>歴史・紀行

★★ <偉大なる旅人・鄭和 第一部「運命の航海」>を見損なったのがかえすがえすもザンネン至極。再放送するでしょうか?

http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/001/21-05353.html チャンネル :総合/デジタル総合 放送日 :2006年 5月 3日(水) 放送時間 :午後7:30〜午後8:45(75分) ジャンル :ドキュメンタリー/教養>歴史・紀行

***百科事典から*** 鄭 和(てい わ、1371年 – 1434年)は、中国明代の武将。永楽帝に宦官として仕えるも軍功をあげて重用され、南海への七度の大航海の指揮を委ねられた。 本姓は馬、初名は三保で、宦官の最高位である太監であったことから、中国では三保太監あるいは三宝太監の通称で知られる。

鄭和の船団は東南アジア、インドからアラビア半島、アフリカにまで航海し、最も遠い地点ではアフリカ東海岸のマリンディ(現ケニアのマリンディ)まで到達した。彼の指揮した船団の中で、最大の船は宝船(ほうせん)と呼ばれその全長は120メートルを超えるような大型船だった。


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<参考資料>

http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/japan/200507/2-2.htm

http://www.china.org.cn/japanese/182434.htm

船の話 http://www.ship.nias.ac.jp/isida-ship5.htm

http://www.nikkei.co.jp/kaigai/column/20060407g1947000_07.html

鄭和600周年の現実的意味 http://www.21ccs.jp/china_watching/BeijingNowB_EBARA/Beijing_nowB_13.html

鄭和の南海大遠征―永楽帝の世界秩序再編 中公新書 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121013719/249-4739598-3930700

http://books-jp_4121013719a.aws.cync.jp/

↑これは是非読んでみたい本です。

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