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村上春樹氏新作発売 なぜ多くの人を魅了? 投稿者 samthavasa
作家・村上春樹さん、国内で18年ぶりの講演会 約5... 投稿者 gataro-clone
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赤旗政治記者 @akahataseiji
テレ朝・報道ステーションで、京都での村上春樹氏の講演会を特集して伝えていた。会場では録音も撮影も禁止という条件つきのため、講演内容を書き取ったものを番組で再現していたようだが、上手く伝えていた。その範囲だが、村上氏の言葉にはとても興味をひかれた。TBSも取り上げていた。(津)
講演会で村上春樹氏の政治的・社会的な発言はなかったという。海外のスピーチで、パレスチナ問題、福島第一原発事故に触れている。福島のことはスペイン。その肉声を番組中の映像を通して聞けた。「私達が一貫して求めてきた平和で豊かな社会は何によって損なわれ歪められてしまったのでしょう」(津)
平和で豊かな社会を歪めたものについて村上春樹氏は「答は簡単。効率です」と述べた。続けて「原発に疑問を呈する人には非現実的な夢想家というレッテルが貼られた。私達日本人は核に対するノーを叫び続けるべきだった。それが僕の個人的な意見です」。福島事故後、スペインでのスピーチだ。(津)
京大での村上春樹氏の講演への参加は抽選だった。テーマは魂を観る、魂を書く。テレ朝・報道ステーションによると物語の持つ力を語った。「人はそれぞれの物語を持っている。それが自分にないと維持していくのは難しい。大人になるにつれて複雑になる個人的な物語」。それを魂の中に持つと言う。(津)
自分が主人公の物語は浅かったり独りよがりかもしれない、相対化する必要があるが難しく、小説はモデルを提供する〉報道ステーションの再現によると村上氏はこう語った。作品を通じ作者と読者の物語が共鳴し、作品はネットワークになることで相対化されるとの筋立て。相対化の意味を考える。(津)
100万という村上春樹氏の新著。講演会で、本当に嬉しいのは、「読者が待っていてくれることだ」と語ったようだ。「手抜きはしていない。村上は一生懸命書いていると思ってくれると嬉しい」と。凄く親しみを感じる。〈画像は新著発売日の書店(津) pic.twitter.com/gVFk6qGXo3