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★ニッポンの政党(笑)盛衰史
2012.12.14 夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20121214/zsp1212141400005-n1.htm
【「開星論」のUFO党】
’82年、森脇十九男を党首として結党。開国論の地球規模版「開星論」を掲げ、宇宙人との友好的交流の促進、UFO情報開示などを提唱
◇◇◇
党首・森脇十九男氏とともに「開星論」のUFO党を支えていたのが、『ビートたけしのTVタックル』などでUFOや超常現象の専門家としておなじみの韮澤潤一郎氏。
「’82年の党結成より遡ること4年前、実は国連総会でUFO調査をするという議決が採択されていたんですよ。結局、実行されなかったんですが、国際連合という世界的機関で認められたUFO調査に、日本も参加していくべきだと考え我々は結党したわけです」
開国ならぬ「開星論」は宇宙人との交流を視野に地球規模で展開。
「’92年にニューヨークの国連本部で開かれたUFOに関するシンポジウムに出席した羽咋市には、当時の江田科学技術庁長官のメッセージをUFO党の協力で託しましたし、’94年、田中眞紀子議員の科学技術庁長官就任時には、先述のUFO調査を実施してくれと要請文を送ったこともあるんです」
’96年には渋谷の国連大学にUFO学科開設とか臨海副都心に宇宙人歓迎用のUFO離着陸ポート建設を東京都議会に陳情したことも。一切ブレのない活動は大政党にも見習ってもらいたいものだ。
◆比例区で5万票以上獲得するも全員落選……
韮澤氏はそれまで、UFO党を裏からサポートする立場だったそうだが、’95年の参院選に出馬。
「当時は私のテレビの露出が増えておりましたので、比例区で私が出馬しました。ただ、私以外にも東京、愛知、大阪の選挙区から9人立候補しましたが、私を含め全員が落選。比例区で5万票以上獲得していたんですが……」
’96年以降は目立った活動は行われておらず、現在の活動は国会議員全員にUFOに関する書簡と資料を配布する程度だそう。
韮澤氏がもう一度、UFO党から国政に打って出る可能性は?
「その気持ちがないわけではないです。ただ、たとえば’70年代にCIA長官を務めたウィリアム・コルビーは自宅近くで変死していたんですが、私がつかんだ情報によると、彼はあるUFO関連の事件を政治活動で公にしようとしていたらしいんです。つまり、CIA長官だった人物でさえ、UFOに関わる重大機密を政治に持ち込もうとすると命が危ない……」
UFO党は比喩でも何でもなく、まさに文字どおり、命がけの政治活動を行っていたのである!
■韮澤潤一郎氏 たま出版社長兼編集長。UFO研究家。『エスパー大行進』『宇宙人はなぜ地球に来たのか』など著書多数。写真は’95年の政見放送より