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産経新聞 1月29日(火)11時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130129-00000518-san-eurp
【ロンドン=内藤泰朗】オランダのベアトリックス女王(74)は28日、テレビで演説し、「新しい世代に王位を譲りたい」と述べ、今年4月30日に退位する意向を表明した。次期国王には、女王の長男、ウィレム・アレクサンダー皇太子(45)が即位する。同国では1890年に国王ウィレム3世が死んだ後、3代にわたり女王の治世が続いており、男性国王の誕生は19世紀以来となる。
オランダからの報道によると、今月31日に75歳の誕生日を迎えるベアトリックス女王は「職務が大変になったから退位するのではなく、新しい世代に職責を譲るべきだと確信した」と説明。「皇太子とマキシマ妃は、新たな役割のため十分な用意ができており、わが国のため献身的に尽くすだろう」と語った。
オランダでは、女王の退位表明は若者に道を開くものだとして歓迎する意向が強いという。
ベアトリックス女王は1938年、ユリアナ前女王の第1子として出生。80年に42歳で即位し、33年にわたり国民の厚い支持を得てきた。しかし、オランダではユリアナ前女王、ウィルヘルミナ前々女王が存命中に退位しており、ベアトリックス女王もこれらの例にならった形だ。
ベアトリックス女王は91年10月にオランダ国家元首として史上初めて日本を訪問。ウィレム・アレクサンダー皇太子はオランダ海軍で兵役を務め、パイロットの資格を取得。多数の運河を抱えるオランダの治水問題に従事し、国際オリンピック委員会(IOC)の委員も務めている。