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(2013年1月23日09時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130122-OYT1T00229.htm
島根県隠岐の島町東郷の西郷湾で19日午後5時頃、町立西郷中2年の男子生徒(14)が、深海魚のサケガシラ1匹を釣り上げた。
西郷湾では14日にもサケガシラ2匹の死骸が打ち上げられたばかりで、島の話題になっている。
釣り好きの下川君はメバルを狙っていたが、大きな獲物がかかり、やっとの思いで釣り上げた。体長1・54メートルもあり、初めて目にする銀白色で平らな姿にびっくり。20日に同町卯敷の環境省自然公園指導員、野津大さん(68)に確認してもらい、サケガシラと判明した。
サケガシラは日本近海の太平洋や日本海全域の水深200〜500メートルに生息。大きいものでは2メートル以上にも成長するが、詳しい生態はわかっていない。
サケガシラが相次いで見つかったことで、野津さんは「餌に食いつくほど元気な状態で西郷湾にいた。深海に何らかの住みにくい状況が発生しているのかもしれない」と話している。
(佐藤祐理)