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軍産複合体の忠実な執事となるか、国際金融資本の代理人となるか。日本の支配層を悩ませる選択が突きつけられている。例によって模様眺めを決め込む多数の前で、両派の格闘が続いている。どちらが勝利するにしても、世界的な抗争の結果次第ではあろうが。
軍産複合体の勝利が日本にもたらすものは明らかだ。アメリカによる日本軍事支配体制の完成と巨額の財政負担、公への奉仕と重税、強権的秩序維持だ。
ならば、国際金融資本の勝利を期待すべきだろうか。確かに、勝ち組み諸君にとってはそうだろう。経済中心の体制こそ戦後日本の基本路線だったのだから、グローバル化への適応によって生き残りを図る方が現実的だ。
問題は、負け組み連中をどう納得させるかだ。小泉に一票を投じた不満分子たちをどう誤魔化すか。一つの方法として、一旦彼等を奈落の底へ突き落とし、改めて救世主顔をして救い出してやるというのがある。一度地獄を見せてやれば、わずかな取り分でも納得しようというものだ。
いつもながら国際金融資本の遣り口は手が込んでいる。それに較べれば、軍産複合体は単細胞だ。但し、彼等は兵器と石油を握っており、おまけに頭が狂っている。泣く児と地頭には勝てぬという昔のことわざを思い出す。