(回答先: 四聖獣:[霊獣・聖獣・式神] 投稿者 イヌリン 日時 2006 年 2 月 14 日 14:47:09)

十二将所主法第四（日本陰陽道史総説より）
前一 騰蛇 火神家在 巳 主驚恐怖畏 凶将
前二 朱雀 火神家在 午 主口舌懸官 凶将
前三 六合 木神家在 卯 主陰私和合 吉将
前四 勾陣 土神家在 辰 主戦闘諍訟 凶将
前五 青龍 木神家在 寅 主銭財慶賀 吉将
天一 貴人 上神家在 丑 主福徳之神 吉将大无成
後一 天后 水神家在 亥 主後宮婦女 吉将
後二 大陰 金神家在 酉 主弊匿隠蔵 吉将
後三 玄武 水神家在 子 主亡遺盗賊 凶将
後四 大裳 土神家在 未 主冠帯衣服 吉将
後五 白虎 金神家在 申 主疾病喪 凶将
後六 天空 土神家在 戌 主欺殆不信 凶将
詳細
中でも有名なのが[玄武][青龍][白虎][朱雀]の四方を司る四聖獣。最近では陰陽師ブームもあってか、文献にも数々のエピソードを持つ[騰蛇]も注目を浴びてきている。主に京都の護りを中心に、現代に於いても様々な任を背負っている。数百年に一度世代交代を行い、次の後継者へと引き継いでいく為、現在の十二天将は安倍清明の時代からの者は一人を除いて存在していない。十一種は既に何度か世代交代を行っているが、残りの一種はというと実は長い間任を放棄、今風に言えばサボっているのである。そのため清明の時代から同じ代の者が健在している。残念ながら誰がサボっているのかは知る事はできなかったが、少なくとも四聖獣とその中心を司る勾陳、代替わりの文献が残っている騰蛇ではないであろう。
個人的には四聖獣以外も知って貰いたい
勾陳は四聖獣の中心に位置し、柱として存在している。それ程の存在なのに、かたや四聖獣は有名だが勾陳を知る人は少ない。勾陳だけでなく十二天将は京都を護る重要な役割を持っている。別に四聖獣が群を抜いて強かったといえばそういうわけではない。強いだけなら一番は騰蛇であろう。四聖獣は方位を司っていた為に、最も人々に認識され易かった将なのだろうが、知名度共に特別視されすぎてるのが何とも…。

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