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神宮式年遷宮(じんぐう しきねん せんぐう)は神宮(伊勢神宮)の式年遷宮のことである。 神宮では、20年ごとに内宮・外宮の御正殿を始め全ての建物・鳥居・宇治橋を建て替え、御神宝も造り替える。 そして、ご神体も新神殿に遷る。690年の持統天皇の御代に始まり、戦国時代などの中断期を除き、1993年の第61回式年遷宮まで連綿と20年ごと(一部延期などあり)に続けられてきている。 2005年現在では第62回式年遷宮の各行事が進行中で、2013年には正遷宮(神体の渡御)が予定されている。
目次 [非表示]
1 遷宮の意義
2 用材
3 祭典と行事
3.1 山口祭
3.2 木本祭
3.3 御杣始祭
3.4 裏木曽御用材伐採式
3.5 御樋代木奉曳式
3.6 繰り糸はじめ式
3.7 御船代祭
3.8 御装束神宝御料織初式
3.9 御木曳初式
3.10 木造始祭
3.11 御木曳行事
3.12 仮御樋代木伐採式
3.13 鎮地祭
3.14 宇治橋渡納式
3.15 宇治橋渡始式
3.16 立柱祭
3.17 御形祭
3.18 上棟祭
3.19 檐付祭
3.20 甍祭
3.21 お白石持行事
3.22 御戸祭
3.23 御船代奉納式
3.24 洗清
3.25 心御柱奉建
3.26 杵築祭
3.27 後鎮祭
3.28 御装束神宝読合
3.29 川原大祓
3.30 御飾
3.31 遷御
3.32 大御饌
3.33 奉幣
3.34 古物渡
3.35 御神楽御饌
3.36 御神楽
4 歴史
5 外部リンク
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遷宮の意義
遷宮を行う理由としては、建物が老朽化し、建替えが必要であるということである。 白木の掘立柱、萱葺屋根では、長持ちはしない。 しかし、式年遷宮の制度が定められた天武朝の前後には、創建(または再建)当時の建物が現存する法隆寺が建築されている。 当時の国力・技術をもってすれば、神宮も現在にも残る建物にすることは可能であったと思われる。 それを、あえて膨大な国費を投じて式年遷宮を行う途を選んだのは、次の二つの理由が考えられる。 一つには、当時でも過去の建築様式である弥生建築を保つことに何らかの意義を見出していたと思われること。 もう一つは、神道の精神として、常に新たに清浄である事を求めていること。 即ち、建物が(使用可能であっても)老朽化することは、汚れ(気枯れ)ることであり神の生命力を衰えさせることで、そして、それらを新しくすることにより、神の生命力が蘇り活性化するという考えである。
次に式年遷宮が20年ごとである理由としては、当事者である神宮自身にも明確な記録はないようであるが、以下の理由が考えられている。
建物が、上述の「清浄さ」を保つ限度が、20年程度である。(耐用年数という意味ではない。)
建替えの技術の伝承が、当時の寿命から適当である。(10〜20代で見習い・下働き、30〜40代で中堅・棟梁、50代以上は後見)
旧暦での「朔旦冬至(さくたんとうじ)」(11月1日が冬至となる)が19〜20年に一度(メトン周期)である。
社会・人生の区切りとして20年が適当である。
式年遷宮は、大神嘗祭という一面を持つが、それに使う穀物の保存年限が20年である。
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用材
遷宮においては、1万本以上の檜材が用いられる。
その用材を伐りだす山(御杣山)は、第34回式年遷宮までは、3回ほど周辺地域に移動したことはあるものの、全て神路山・高倉山という内宮・外宮背後の山であった。 その後、内宮用材は第35回式年遷宮から三河国に、外宮用材は第36回式年遷宮から美濃国に移り、第41回式年遷宮から第46回式年遷宮までは、伊勢国大杉谷に移った。 当地は江戸時代において徳川御三家の一つである紀州藩の領地であった。 しかしながら、原木の枯渇による伐り出しの困難さから、第47回式年遷宮から同じ御三家の尾張藩の領地である木曽に御杣山は移動し、以降(第51回式年遷宮のみ大杉谷に戻ったが)木曽を御杣山としている。 明治維新以降、尾張藩の森林は国有化され、明治時代後期から大正時代にかけて赤沢をはじめとする地域に神宮備林が設定され、樹齢200年から300年の用材の安定提供が可能なように計画的に植林された。 第二次世界大戦後、神宮備林の指定は外されたが現在も遷宮用材の主な供給地となっている。
神宮では、再び神路山・高倉山を御杣山とすべく、檜の植林を続けている。 大正末期(1925年または1926年)から開始しているが、檜の生長には200年はかかるため、本格的に使用されるのは、120年後(2125年)という遠大な計画である。 ただし、今回も間伐材をそれなりの用途で使用する予定である。
旧殿に使用された用材は神宮内や摂社・末社をはじめ全国の神社の造営等に再利用される。例えば、内宮御正殿棟持柱は、次は宇治橋神宮側鳥居になり、更に関の追分の鳥居になる。そして外宮御正殿棟持柱は、次は宇治橋おはらい町側鳥居になり、更に桑名の七里の渡の鳥居になるという具合である。
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祭典と行事
(年月日は、左側が第61回神宮式年遷宮の日程、右側が進行中の第62回神宮式年遷宮の日程、日が書かれていないものは未決定である。※印は、御治定といい、天皇が日程を定める。)
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山口祭
やまぐちさい
1985年5月2日/2005年5月2日※
遷宮の最初の行事。用材を切り出す御杣山の山口にある神を祭る儀式。
現在、用材は木曽山中から切り出すが、この儀式は古来のまま内宮は神路山、外宮は高倉山と、いずれも境内背後の山で行われる。
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木本祭
このもとさい
1985年5月2日/2005年5月2日※
心御柱(しんのみはしら)にする木を切り出す前に、その木の神を祭る儀式。
深夜に行われ非公開。
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御杣始祭
みそまはじめさい
1985年6月3日/2005年6月3日
御樋代(御神体を納める容器)にする木を切り出す行事。
前回と同じく、長野県上松町で行われる。
用材は、「三ツ尾伐り」という古くからの作法で切り出す。
式典は、内宮・外宮の順で行われ、内宮用・外宮用各1本伐採される。2本が交差するように倒すのが習わしである。
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裏木曽御用材伐採式
うらきそごようざいばっさいしき
1985年6月5日/2005年6月5日
御樋代木は裏木曽でも切るため、その安全を祈願する。
前回と同じく、岐阜県中津川市(元加子母村)で行われる。
式典次第は、御杣始祭と同様である。
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御樋代木奉曳式
みひしろぎほうえいしき
<内宮>1985年6月10日/2005年6月9日<外宮>1985年6月11日/2005年6月10日
木曽から切り出された御樋代木(各宮とも予備2本を含む。)を伊勢到着後両宮境内まで運び入れる儀式。
内宮へは五十鈴川を木橇で遡る。(「川曳(かわびき)」)
外宮へは宮川河畔の度会橋から市内を奉曳車で曳く。(「陸曳(おかびき)」)
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繰り糸はじめ式
くりいとはじめしき
(前回不祥)/2005年7月8日
愛媛県西予市の製糸工場にて、御神宝・御装束に使う生糸の生産開始にあたり行う。
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御船代祭
みふなしろさい
<内宮>1985年9月17日/2005年9月17日<外宮>1985年9月19日/2005年9月19日※
両正宮および別宮の御樋代を納める御船代(船の形をしている。)の用材を切り出すにあたり行われる儀式。
参進、修祓ののち宮山祭場(内宮:風日祈宮橋南東、外宮:土宮東方)で祭儀が行われる。最重要なのは物忌と呼ばれる童男(内宮)、童女(外宮)が忌斧で木を伐る儀式。
実際の用材は、木曽(内宮)および裏木曽(外宮)で、この儀式の進行に合わせ伐り出される。
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御装束神宝御料織初式
おんしょうぞくしんぽうごりょうおりぞめしき
(前回不祥)/2005年11月9日
京都市上京区にある織物工場で、御装束・御神宝の織り初めにあたり、祝詞奏上・雅楽奉納・清祓などを行う。
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御木曳初式
おきひきぞめしき
<内宮・同別宮>1986年4月12日/2006年4月12日<外宮・同別宮>1986年4月13日/2006年4月13日
御木曳行事の皮切りとして、両宮御正殿棟持柱などの重要な用材(「役木」という。)を、特定の「神領民(江戸時代以前の伊勢神宮領地の住民)」が曳く儀式。
役木は、内宮・外宮とも、御正宮が各3本、別宮は各1本である。
方法は、御樋代木奉曳式と同様であるが、奉曳車は、各地域独自のものとなり、木遣り歌なども異なる。
別宮役木は、その御敷地まで運び入れるため、最後は木を担いで奉搬するところもある。また内宮別宮の月読4宮・倭姫宮は一部陸曳となる。
役木曳(やくぎびき)とも言う。
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木造始祭
こつくりはじめさい
1986年4月21日/<内宮・外宮>2006年4月21日、<荒祭宮・多賀宮>4月22日、<月読4宮>4月23日、<瀧原2宮・伊雑宮>4月25日、<風日祈宮・倭姫宮>4月27日、<土宮・月夜見宮・風宮>4月28日
造営工事の開始にあたって作業安全を祈る儀式。
御木曳初式で運び入れられた用材の小口を切り、墨を引き、忌斧を打ち入れる。
手斧(ちょうな)始めともいう。
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御木曳行事
おきひきぎょうじ
第1次陸曳(おかびき):1986年4月26・27・29日・5月10・11・17・18・24・25・31日・6月1日/2006年5月5・6・7・12・13・14・19・20・21・26・27・28日・6月2・3・4日<予備日は、各月曜日。斜字は一日神領民のみの奉曳日>
第1次川曳(かわびき):1986年5月17・18・24・25日/2006年7月22・23・29・30日<予備日8月5・6日>
第2次陸曳:1987年5月9・10・16・17・23・24・30・31日・6月6・7日/2007年5月4・5・6・12・13・19・20・26・27日・6月2・3日<予備日は、各月曜日。>
第2次川曳:1987年5月10・17・24・31日/2007年7月21・22・28・29日<予備日8月4・5日>
遷宮行事前半最大の大衆参加行事。
全神領民が参加するほか、陸曳には全国から参集した「一日神領民」(前回は約2万人)も参加する。
行事の概略は、御木曳初式と同様であるが、奉曳コースは若干異なる。
陸曳の神領民の奉曳においては、宮川から木を引き揚げ、宮川堤防で水を切る「どんでん」という作業を再現する。
内宮用材は川曳を行うが、歴史的事情により陸曳を行う例外がある。
遷宮復活に功績のあった慶光院(けいこういん)に与えられた領地の住民が、宮川河畔から外宮・倭姫宮を経由して陸曳を行う。慶光院曳(けいこういんびき)という。
伊勢湾岸にあり、海運当時の用材集積地であった大湊町の住民が、内宮棟持柱を倭姫宮から陸曳で奉曳する。
伊勢の「お木曳き」行事として、国の選択無形民俗文化財(風俗習慣・祭礼(信仰))に登録されている。
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仮御樋代木伐採式
かりみひしろぎばっさいしき
1986年7月13日/2006年7月
旧殿から新殿まで御神体を遷す際に御神体を入れる「仮御樋代」と「仮御船代」にする用材を切り出す儀式。
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鎮地祭
ちんちさい
1988年4月25日/2008年4月※
新宮建設予定地で作業安全を祈る儀式。
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宇治橋渡納式
うじばしわたりおさめしき
1989年1月1日/2009年1月
架け替えられる宇治橋の最後の通行を儀式化。
純市民行事として行われる。
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宇治橋渡始式
うじばしわたりはじめしき
1989年11月3日/2009年11月
架け替えられた宇治橋を最初に渡る儀式。
「渡女(わたりめ)」を先頭に、全国から選ばれた三世代揃った夫婦が続く。
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立柱祭
りっちゅうさい
<内宮>1992年3月11日/2012年3月<外宮>1992年3月13日/2012年3月※
正殿の柱を最初に立てる儀式。
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御形祭
ごぎょうさい
<内宮>1992年3月11日/2012年3月<外宮>1992年3月13日/2012年3月
御形(正殿の妻の束柱の装飾)を穿つ儀式。
立柱祭に続き行われるが非公開。
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上棟祭
じょうとうさい
<内宮>1992年3月26日/2012年3月<外宮>1992年3月28日/2012年3月※
正殿の棟木を上げる儀式。
綱を引っ張り棟木を上げる所作をする。
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檐付祭
のきつけさい
<内宮>1992年5月23日/2012年5月<外宮>1992年5月25日/2012年5月
新殿の屋根の萱を葺き始める儀式。
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甍祭
いらかさい
<内宮>1992年7月21日/2012年7月<外宮>1992年7月23日/2012年7月
新殿の屋根を葺き終える儀式。
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お白石持行事
おしらいしもちぎょうじ
<内宮>1993年7月31日〜8月11日・8月17日〜19日/2013年7・8月<外宮>1993年8月2日〜30日/2013年7・8月
遷宮行事後半最大の大衆参加行事。前回は約21万人が参加した。
宮川河原から採集した「お白石」を御木曳同様に陸曳・川曳で運び、正殿用地に敷き詰める行事。
遷御後は、絶対に立ち入ることのできない、正殿そばまで入ることができる唯一の機会。
基本的には、一日神領民も含め、御木曳行事参加者が参加する。
伊勢の「白石持ち」行事として、国の選択無形民俗文化財(風俗習慣・祭礼(信仰))に登録されている。
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御戸祭
みとさい
<内宮>1993年9月13日/2013年9月<外宮>1993年9月15日/2013年9月
新殿に扉を取り付ける儀式。
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御船代奉納式
みふなしろほうのうしき
<内宮>1993年9月17日/2013年9月<外宮>1993年9月19日/2013年9月
御船代を正殿内に納める儀式。
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洗清
あらいきよめ
<内宮>1993年9月24日/2013年9月<外宮>1993年9月26日/2013年9月
文字通り新殿内を洗い清める儀式。
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心御柱奉建
しんのみはしらほうけん
<内宮>1993年9月25日/2013年9月<外宮>1993年9月27日/2013年9月
心御柱を新正殿床下に立てる儀式。
深夜に行われ非公開。詳細不明。
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杵築祭
こつきさい
<内宮>1993年9月28日/2013年9月<外宮>1993年9月29日/2013年9月※
新殿敷地を撞き固める儀式。
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後鎮祭
ごちんさい
<内宮>1993年10月1日/2013年10月<外宮>1993年10月4日/2013年10月
新殿敷地の平安を祈る儀式。
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御装束神宝読合
おんしょうぞくしんぽうとくごう
<内宮>1993年10月1日/2013年10月<外宮>1993年10月4日/2013年10月
遷宮に合わせ作り替えられた御装束と御神宝を読み合わせる儀式。
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川原大祓
かわらおおはらい
<内宮>1993年10月1日/2013年10月<外宮>1993年10月4日/2013年10月
「仮御樋代」・「仮御船代」・御装束神宝や遷御参加者を祓い清める儀式。
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御飾
おかざり
<内宮>1993年10月2日/2013年10月<外宮>1993年10月5日/2013年10月
殿内装飾。
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遷御
せんぎょ
<内宮>1993年10月2日/2013年10月<外宮>1993年10月5日/2013年10月※
御神体を旧殿から新殿へ遷す儀式。
遷宮行事の中核神事。
皇族を始め多数の参列者が見守るが、儀式は夜間行われ、照明もほとんどない。
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大御饌
おおみけ
<内宮>1993年10月3日/2013年10月<外宮>1993年10月6日/2013年10月
新殿において、初めて大御饌を奉る儀式。
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奉幣
ほうへい
<内宮>1993年10月3日/2013年10月<外宮>1993年10月6日/2013年10月
天皇から奉られる幣帛を奉納する儀式。
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古物渡
こもつわたし
<内宮>1993年10月3日/2013年10月<外宮>1993年10月6日/2013年10月
旧殿内の神宝類を新殿の西宝殿に移す儀式。
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御神楽御饌
みかぐらみけ
<内宮>1993年10月3日/2013年10月<外宮>1993年10月6日/2013年10月
御神楽に先立ち大御饌を奉る儀式。
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御神楽
みかぐら
<内宮>1993年10月3日/2013年10月<外宮>1993年10月6日/2013年10月※
天皇から派遣された宮中の楽師が御神楽などを奉納する儀式。
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歴史
7世紀 685年 天武天皇14年 式年遷宮の制を制定
690年 持統天皇4年 第1回内宮式年遷宮(686年説もある。)
692年 持統天皇6年 第1回外宮式年遷宮(687年説もある。)
8世紀 709年 和銅2年 第2回内宮式年遷宮(元明天皇)
711年 和銅4年 第2回外宮式年遷宮(同)
729年 天平元年 第3回内宮式年遷宮(聖武天皇)
732年 天平4年 第3回外宮式年遷宮(同)
747年 天平19年 9月 第4回内宮式年遷宮(同)
749年 天平勝宝元年 第4回外宮式年遷宮(孝謙天皇)
766年 天平神護2年 第5回内宮式年遷宮(称徳天皇)
768年 神護景雲2年 第5回外宮式年遷宮(同)
785年 延暦4年 9月18日 第6回内宮式年遷宮(桓武天皇)
787年 延暦6年 第6回外宮式年遷宮(同)
792年 延暦11年 内宮正殿焼失のため臨時遷宮(同)
9世紀 810年 弘仁元年 9月 第7回内宮式年遷宮(嵯峨天皇)
812年 弘仁3年 9月 第7回外宮式年遷宮(同)
829年 天長6年 9月 第8回内宮式年遷宮(淳和天皇)
831年 天長8年 9月 第8回外宮式年遷宮(同)
849年 嘉祥2年 9月 第9回内宮式年遷宮(仁明天皇)
851年 仁寿元年 9月 第9回外宮式年遷宮(文徳天皇)
868年 貞観10年 9月 第10回内宮式年遷宮(清和天皇)
870年 貞観12年 9月 第10回外宮式年遷宮(同)
886年 仁和2年 9月 第11回内宮式年遷宮(光孝天皇)
889年 寛平元年 10月 第11回外宮式年遷宮(宇多天皇)
10世紀 905年 延喜5年 9月 第12回内宮式年遷宮(醍醐天皇)
907年 延喜7年 第12回外宮式年遷宮(同)
924年 延長2年 9月 第13回内宮式年遷宮(同)
926年 延長4年 9月 第13回外宮式年遷宮(同)
943年 天慶6年 9月 第14回内宮式年遷宮(朱雀天皇)
945年 天慶8年 12月 第14回外宮式年遷宮(同)
962年 応和2年 9月 第15回内宮式年遷宮(村上天皇)
964年 康保元年 9月 第15回外宮式年遷宮(同)
981年 天元4年 9月17日 第16回内宮式年遷宮(円融天皇)
983年 永観元年 9月 第16回外宮式年遷宮(同)
1000年 長保2年 9月16日 第17回内宮式年遷宮(一条天皇)
11世紀 1002年 長保4年 9月 第17回外宮式年遷宮(同)
1019年 寛仁3年 9月17日 第18回内宮式年遷宮(後一条天皇)
1021年 治安元年 9月16日 第18回外宮式年遷宮(同)
1038年 長暦2年 9月16日 第19回内宮式年遷宮(後朱雀天皇)
1040年 長久元年 9月15日 第19回外宮式年遷宮(同)
1057年 天喜5年 9月 第20回内宮式年遷宮(後冷泉天皇)
1059年 康平2年 9月 第20回外宮式年遷宮(同)
1076年 承保3年 第21回内宮式年遷宮(白河天皇)
1078年 承暦2年 第21回外宮式年遷宮(同)
1095年 嘉保2年 9月 第22回内宮式年遷宮(堀河天皇)
1097年 承徳元年 9月 第22回外宮式年遷宮(同)
12世紀 1114年 永久2年 9月16日 第23回内宮式年遷宮(鳥羽天皇)
1116年 永久4年 9月 第23回外宮式年遷宮(同)
1133年 長承2年 9月16日 第24回内宮式年遷宮(崇徳天皇)
1135年 保延元年 9月 第24回外宮式年遷宮(同)
1152年 仁平2年 9月 第25回内宮式年遷宮(近衛天皇)
1154年 久寿元年 9月 第25回外宮式年遷宮(同)
1169年 嘉応元年 内宮正殿消失のため臨時遷宮(高倉天皇)
1171年 承安元年 第26回内宮式年遷宮(同)
1173年 承安3年 第26回外宮式年遷宮(同)
1190年 建久元年 9月16日 第27回内宮式年遷宮(後鳥羽天皇)
1192年 建久3年 9月 第27回外宮式年遷宮(同)
13世紀 1209年 承元3年 9月16日 第28回内宮式年遷宮(土御門天皇)
1211年 建暦元年 9月 第28回外宮式年遷宮(順徳天皇)
1228年 安貞2年 9月16日 第29回内宮式年遷宮(後堀河天皇)
1230年 寛喜2年 第29回外宮式年遷宮(同)
1247年 宝治元年 9月16日 第30回内宮式年遷宮(後深草天皇)
1249年 建長元年 9月26日 第30回外宮式年遷宮(同)
1266年 文永3年 9月16日 第31回内宮式年遷宮(亀山天皇)
1268年 文永5年 9月15日 第31回外宮式年遷宮(同)
1285年 弘安8年 9月16日 第32回内宮式年遷宮(後宇多天皇)
1287年 弘安10年 9月18日 第32回外宮式年遷宮(同)
14世紀 1304年 嘉元2年 12月22日 第33回内宮式年遷宮(後二条天皇)
1306年 徳治元年 12月20日 第33回外宮式年遷宮(同)
1323年 元亨3年 9月16日 第34回内宮式年遷宮(後醍醐天皇)
1325年 正中2年 9月16日 第34回外宮式年遷宮(同)
1343年 興国4/康永2年 12月28日 第35回内宮式年遷宮(後村上天皇/光明天皇)
1345年 興国6/貞和元年 12月27日 第35回外宮式年遷宮(同/同)
1364年 正平19/貞治3年 2月16日 第36回内宮式年遷宮(同/後光厳天皇)
1380年 天授6/康暦2年 9月8日 第36回外宮式年遷宮(後亀山天皇/後円融天皇)
1391年 元中8/明徳2年 12月20日 第37回内宮式年遷宮(同/後小松天皇)
1400年 応永7年 2月28日 第37回外宮式年遷宮(後小松天皇)
15世紀 1411年 応永18年 12月 第38回内宮式年遷宮(同)
1419年 応永26年 12月21日 第38回外宮式年遷宮(称光天皇)
1431年 永享3年 12月20日 第39回内宮式年遷宮(後花園天皇)
1434年 永享6年 9月23日 第39回外宮式年遷宮(同)
1462年 寛正3年 12月27日 第40回内宮式年遷宮(同)
16世紀 1563年 永禄6年 9月23日 第40回外宮式年遷宮(正親町天皇)
1585年 天正13年 10月13日 第41回内宮式年遷宮(同)
10月15日 第41回外宮式年遷宮(同)
17世紀 1609年 慶長14年 9月21日 第42回内宮式年遷宮(後陽成天皇)
9月27日 第42回外宮式年遷宮(同)
1629年 寛永6年 9月21日 第43回内宮式年遷宮(後水尾天皇)
9月23日 第43回外宮式年遷宮(同)
1649年 慶安2年 9月25日 第44回内宮式年遷宮(後光明天皇)
9月27日 第44回外宮式年遷宮(同)
1659年 万治2年 11月25日 内宮正殿焼失のため臨時遷宮(後西天皇)
1669年 寛文9年 9月26日 第45回内宮式年遷宮(霊元天皇)
9月28日 第45回外宮式年遷宮(同)
1683年 天和3年 3月10日 内宮正殿焼失のため臨時遷宮(同)
1689年 元禄2年 9月10日 第46回内宮式年遷宮(東山天皇)
9月13日 第46回外宮式年遷宮(同)
18世紀 1709年 宝永6年 9月2日 第47回内宮式年遷宮(中御門天皇)
9月5日 第47回外宮式年遷宮(同)
1729年 享保14年 9月3日 第48回内宮式年遷宮(同)
9月6日 第48回外宮式年遷宮(同)
1749年 寛延2年 9月1日 第49回内宮式年遷宮(桃園天皇)
9月4日 第49回外宮式年遷宮(同)
1769年 明和6年 9月3日 第50回内宮式年遷宮(後桜町天皇)
9月6日 第50回外宮式年遷宮(同)
1789年 寛政1年 9月1日 第51回内宮式年遷宮(光格天皇)
第51回外宮式年遷宮(同)
19世紀 1809年 文化6年 10月16日 第52回内宮式年遷宮(同)
10月16日 第52回外宮式年遷宮(同)
1829年 文政12年 9月2日 第53回内宮式年遷宮(仁孝天皇)
9月5日 第53回外宮式年遷宮(同)
1849年 嘉永2年 9月2日 第54回内宮式年遷宮(孝明天皇)
9月5日 第54回外宮式年遷宮(同)
1869年 明治2年 9月4日 第55回内宮式年遷宮(明治天皇)
9月7日 第55回外宮式年遷宮(同)
1889年 明治22年 10月2日 第56回内宮式年遷宮(同)
10月5日 第56回外宮式年遷宮(同)
1900年 明治33年 10月2日 内宮正殿焼失のため臨時遷宮(同)
20世紀 1909年 明治42年 10月2日 第57回内宮式年遷宮(同)
10月5日 第57回外宮式年遷宮(同)
1929年 昭和4年 10月2日 第58回内宮式年遷宮(昭和天皇)
10月5日 第58回外宮式年遷宮(同)
1949年 昭和24年 第59回式年遷宮延期、宇治橋架け替えのみ実施。
1953年 昭和28年 10月2日 第59回内宮式年遷宮(同)
10月5日 第59回外宮式年遷宮(同)
1966年 昭和41年 3月 お木曳き行事が国の選択無形民俗文化財に登録される。
1973年 昭和48年 8月 白石持ち行事が国の選択無形民俗文化財に登録される
10月2日 第60回内宮式年遷宮(同)
10月5日 第60回外宮式年遷宮(同)
1993年 平成5年 10月2日 第61回内宮式年遷宮(今上天皇)
10月5日 第61回外宮式年遷宮(同)
21世紀 2013年 平成25年 第62回式年遷宮(予定)