そういえば「アドレナリン儀式→吸血（血肉浴）」という図式は、
もう１つ有りますでしょう。それはモンスターズ・インクで‥‥ここでは
化け物が化け物の特性を活かし、または化け物というのは、そもそも、
そうするために生みだされた（製薬の大腸菌、昆虫、部分昆虫または
代替分泌の製薬臓器）のような機能生物と解釈でき、その化け物が
子供を脅かして「子供の恐怖を集める」話で（童話‥‥子供向けの寓話としては
天然物の高級アドレナリンの分泌と肉体裁断の部分をモザイク処理して？）、
それがモンスター達の、いわば稼業であるはずなわけです。

敷衍すると「稚魚狙い」は、なにも少年系犯罪者の専売ではなく、彼ら“冤罪者”は、
異常な子供という虚像を背負った囮であろうし、子供としては２重の
受難であるかもしれないのであり‥‥。

映画の設定は、“実際の鬼”をモデルにしていると聞いた気がします。
この映画や、そして人さらい（本当の神隠し？）の話では何を
“子供に”教えたかったのか。
子供たちの「死出の旅路に情けは無用」だとすると、悪魔が“手の内”を
明かしているのだとすれば。

意外なことに‥‥将来“共食い工場と化すであろう地球文明”で、
屠って捌く、総被差別「板前職人」となる側への、これは準備教育なのかもしれません。
地球文明が拓かれたのは、そもそもその、神たる仕掛け人による“シリコンバレー構想”の宿命を
負った食品工場の集積、ならびに大規模集配の物流センター形成のためであるとするならば。

（この辺りは「エイ＆プレ」のほうで語られるイメージに近いでしょう。
あの場合には、地球は体験潜入型ゲームセンターでしょうから、これらを
総じますと、いってみれば唐揚げサービスコーナーのある「マス」釣り池ですね）

ところで、（まあ航空機事故でもいいのですが）列車事故であれば、
被害者にはアドレナリンが大量に分泌するでしょう、まだ息のあるうちは。
とすると、最初に駆けつけた救急車はどこに行ったのかというわけです
（オーシャンズみたいですが）。
都市で大混乱になった現場の状況ほど、人を調達しやすい場面は、
またと無いかもしれません。
誰や誰が、その電車に乗り込んだかということは、恐らく確定的ではなく‥‥。

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