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エヴァ物知り辞典 兵器&装置&小物 ロンギヌスの槍
A.T.フィールドをも貫く巨大な螺旋状の槍。
その先端は二股に分かれているが、投擲時には一つに収束して対象を貫く。
ロンギヌスの槍は、リリスによる補完計画を行うために必要な『祭器』と考察できる。
同物体は、『リリスによる補完』を実行する際に『依代』となる物体を『生命の樹』へと還元する役割を持っているらしい。
少なくともこれによりゼーレが『リリスによる補完』を意図していた事が確認できる。
しかし、ロンギヌスの槍は、第十五の使徒戦で月へと到達、現在回収不能に陥っている。
これにより同計画は軌道修整を余儀なくされるはずであるが、ゼーレは既に代替品を用意し終えたようだ。
ロンギヌスの槍を複製した、云わば量産型ロンギヌスの槍を開発、建造しており、EVAシリーズによって実際に戦闘に投入された。
ロンギヌスの槍は、アダムと同様、人類の手に及ばない範囲の時間、空間で発生した物と考えられ、その発生要因、状況、形態は不明である。
ゼーレも『裏死海文書』の記述に従って捜索し、死海で発見したに過ぎないようだ。
その後、槍は南極に輸送され、実験中にアダムと何らかの干渉をして、セカンド・インパクトを発生させたと思われる。
尚、従来、槍は対象のA.T.フィールドを中和・消滅させるとの説が大勢であったが、ゼーレの内部資料によれば、フィールドを『突破』すると表現するのが妥当であるようだ。
詳しい原理は不明だが、槍がA.T.フィールドの中和や侵食によらず突破したとすれば、極大の物理的衝撃力と云わねばならない。