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ヨーロッパの米英工作員の活動
ユーロニュースによると、この数年のヨーロッパの拉致被害者は数百人に及んでいます。
一応その拉致被害がニュースとして拉致被害が明るみにでているのは、スウェーデン、ドイツ、イタリア、ギリシャです。
ひょっとしたもっとほかの国に誘拐された人たちはもいるのかもしれません。
そしてその誘拐実行犯がアメリカのCIA、イギリスのMI6(エムアイファイブ)というのですよ。
CIAによる誘拐事件多発
これはちょっと前のニュースですが、ヨーロッパに暗雲もたらして、今なおジュクジュクとしています。
皆さんはテレビのどこかで見たことありますか?
アメリカのどこかの島でオレンジ色の囚人服を着せられたテロリストたちと疑われた人たちの映像とか、米兵による拷問記念快楽写真集?などありましたね。
それはイラクとかアフガニスタンでの話でしたが、ヨーロッパ(イタリア、スウェーデン、ドイツ)の国籍を持つイスラム系住民が誘拐されています。
それもCIAとかMI6がやっているなんて?本当?
それで拉致被害者を出した各国政府や人権団体がその連れ去られた人たちの救出活動をしています。その誘拐者数が数百人に上ります。
CNNと同じように一日中ニュースを流している「ユーロニュース」というテレビチャンネルがあります。そこでその救出関係者が言っていました。
「私たちの国民を返せ!わが国の法律を無視した狼藉は許しがたい!アメリカとイギリスって北朝鮮みたい!」
私は怖くて言えましぇ〜〜ん。
しか〜し、ヨーロッパのど・ど・ど・ど庶民の皆さまがおっしゃっておられました。
米英って北朝鮮みたい!
CIAが誘拐したテロリストの容疑者の中には、怪しい人もいるでしょう。しかし、まったくの、ノンポリティックな人もたくさんいます。
そういう人に吐けといわれて吐くものがない人はどうするのかな?
イタリアの裁判所の決定
ああ偉い、イタリアはきちんとした民主国家です!イタリアはCIAと立ち向かおうとしています。下記のニュースは昨年の12月13日の共同通信のものです。
ニュース引用
CIA22人にEU逮捕状 伊がテロ容疑者拉致で
【ローマ23日共同】イタリア・ミラノの裁判所は23日までに、同国からテロ容疑者のエジプト人を拉致した疑いで、計22人の米中央情報局(CIA)要員に対し欧州連合(EU)の共通逮捕状を発行した。
CIA要員は2003年2月、ミラノの路上でムスタファ・オサマ・ナスル容疑者を拉致し、エジプトに連行した疑い。
22人にはイタリア国内で通常の逮捕状がすでに出ている。米メディアは、容疑者の連行についてCIAからイタリア政府に事前通告があったと報道したが、ベルルスコーニ首相は否定している。
(共同通信)12月23日22時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000142-kyodo-int
ニュース引用終了
上のニュースの中でベルルスコーニ首相がCIAの事前報告を否定しています。
ユーロニュースの中でイタリア政府は徹底追求し、イタリア国民を奪還すると述べていました。偉い!だてにシワ取りや増毛をやっていない!
スウェーデンの場合
スウェーデンの場合は弁護士や人権団体がイラク系スウェーデン人の救出を行なっていますが、どうもスウェーデン外務省も絡んでいます。その点は不明です。
しかしこの誘拐されたイラク系スウェーデン人の安否が国民の間からわきおこり、ついに議会にその問題がでることになったのです。
それで誘拐された2人はCIAの拷問部屋で、アメリカ人医師立会いで電気ショックの拷問を受けたと話しています。生々しい話をしています。
詳しくはこの記事で CIAによる拷問の海外委託 スティーブン・グレイによる調査
http://www.diplo.jp/articles05/0504.html
ドイツの場合
CIAのイスラム系ドイツ人の誘拐について、アメリカのライス長官がドイツ訪問した時に、テレビでの共同記者会見で、メルケル首相は「CIAがドイツにおいてドイツ国民を誘拐することは大きな誤りである」と言いました。
そこでスパッと言いましたが、なかなか話が前に進んでいないようです。
それでもレバノン系ドイツ人は解放されたニュースがあって、彼の記者会見がありました。
彼の言葉で印象に残ったことがあります。
「私はCIAの誘拐され、誘拐したメンバーが私のこう言ったのです。お前がここにいることはこのメンバー以外の誰も知らない。お前の家族も、この国の人も誰も知らない…そう言われたときはとても絶望し恐怖でいっぱいになりました。」
でも彼はなぜドイツから路線バスでFYROM(前ユーゴスラビアマケドニア共和国)のスコピアなんぞへ出かけたのかなぁと私の素朴に疑問を持ってしまいました。
でも解放されたのだから無実ということです。
彼には弁護団がついていて、誘拐拷問に対してアメリカ政府から謝罪と賠償を求める準備をしています。
詳しくはこの記事で 拡大EU新時代を読む
http://www.tbs.co.jp/newsi_sp/eu/051213.html
ギリシャの場合
イギリスのMI6という工作活動する団体があります。
ギリシャにいたパキスタン人30人近くが、去年のロンドン爆破事件の後に、ギリシャから姿を消しました。
ギリシャの国家公安省も政府もイギリス工作員の許可を与えていないといっています。
それで3か月前のギリシャ議会にその問題を野党議員が提出していたのに関わらず、取り上げもせず、知らなかった!と言っています。
昨年末から、この問題がテレビのニュースの中で、大討論になっています。
それでパキスタン人会(3万人)の会長がテレビとかラジオでそのいきさつを話していました。
昨年夏英語訛りのギリシャ語を話す7人くらいのイギリス人がパキスタン人を調査し、7月のロンドン爆破テロの前後にギリシャからパキスタンに電話連絡した人間や、イギリスに親戚知人がいる人間や、英語が話せる人間、、、これと言って証拠もなく誘拐されたと言うのでした。
小国ギリシャは民主国家としてどのように対応するのか?注目されています。
ギリシャ国家公安省大臣は、ギリシャはその誘拐があったことを知らなかったと言っています。そしてイギリスからも何も知らされていないというのです。
しかし彼ら28人はギリシャという国で滞在許可を正式に受けて労働していたのだから、保護されてしかるべき!とパキスタン人会の会長が話していました。
究極の批判
ちょっと前まで、CIAとかMI6なんて、ギリシャにとって他所の話でした。
スウェーデン、ドイツ、イタリアのマスコミが「米英って北朝鮮みたい!」としきりに言っていたのでした。
そしてブッシュでもケリーでも大統領になったら、やることは同じだというのでした。
今イラクでブッシュ批判が出ていて、まったく直立原人が大統領に選ばれるのはすごいなぁと思いましたが、、、それではケリーだったらどうなっていたのでしょうか?
クリントン元大統領のユーゴスラビア空爆がありました。それを引き継いでアルバニア人のために作ったセルビア・モンテネグロ国内のコソボがアルバニアに併合されたかもしれません。
コソボはセルビア語のつぐみという意味で、日本ならお寺の多い奈良を人口の多い民族の自治区にしたようなものですからね。コソボはいまだに怪しく燃えています。
はっきり言って昔から燃えているところで、これからも燃えるので、外部から力を加える大変なことになります。過去の2つの大戦がバルカン半島ユーゴスラビアから起こったのでした。
劣化爆弾を落ちたら、農地が汚れるし、水も汚れます。
他力本願ですが、イタリアで22人のCIAの誘拐実行犯を有罪にしてほしい。
なんとなくアメリカのCIA強権力発動はニクソン時代のCIAの再来とか言われてもいますが、、、。
それから北朝鮮の拉致工作員のシンガンスを必ず逮捕してほしいです。