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世界革命宣言
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投稿者 遠山納のりこ 日時 2006 年 1 月 26 日 12:40:14: clnpEGauHTMUI


 
 
 
 

[世界革命宣言]

 
 

伯魔壬旭

 世界は行き詰っている。行き詰りの中心にあるのは何か。
 両極の間に分離壁※を設ける思想、それが行き詰りの中心であり行き詰りの全体である。
 善と悪、神と魔、神と人間、男と女、普遍と個別、拘束意志(掟)と自由、精神と物質(肉体)、聖と性、自然と文明等々。善と悪の間には分離壁が設けられ、神と魔の間にも分離壁が設けられ、神と人間の間にも、男と女の間にも、普遍と個別の間にも、拘束意志(掟)と自由の間にも、精神と物質(肉体)の間にも、聖と性の間にも、また自然と文明の間にも分離壁が設置されている。
 私が提示する「神文学(シンモンガク)」は両極は表裏一体、正確に申さば、両極はメビウスの帯になっている事実を明かす。神文学とは神が地上に刻した文(紋)を研究する学問である。地上のものは全て神の一断片の象(カタチ)である。人も象であり、数も象であり、色も象であり、図形も象である。
 神文学は宗教的アプローチ、哲学的アプローチ、数学的アプローチ、物理学的アプローチ、即ち四つのアプローチを以って一つの事象を説明する。
 宇宙はメビウスの帯構造になっている。善と悪は表裏一体である。善は善、悪は悪でありながら、善を辿って行けばいつの間にか悪になり、悪を辿って行けばいつの間にか善になる。それでいて善は善、悪は悪である。神と魔も同じである。神は神、魔は魔でありながら同時に神は魔であり魔は神である。同様に神は人であり人は神であり同時に神は神、人は人である。精神と肉体も同様である。精神と肉体は表裏一体であり決して分離できないし、精神が高く肉体が卑(ヒク)いわけでもない。聖愛と性愛は同じものである。性愛が卑しめられて来たのは偏えに精神と肉体の間に分離壁を設け、精神は高く肉体は卑いとした間違った思想の故である。
 責任はアリストテレスの論理学にある。アリストテレスは集合AとAではない集合A(非A)の間に分離壁を設けた。Aに属するものはAには属さず、Aに属するものはAには属さない、とした。これが根本的間違いであり、この根本的誤謬の上に人間社会の凡ゆる構造が構築されて来た。現在ある世界の行き詰りは全て両極間に立てられた分離壁によってもたらされている。私はこの分離壁を悉く壊し、世界を正しい哲理に基づいて建て直さんとしている。
 両極の対立を乗り越えられなかったが故に現代文明は、自分たちの棲む世界Aと目に見えない神の世界Aの間に立ち塞る壁の向う側には何も無いと勝手に決めた。人間は神を否定し、人間が世界を支配していると錯覚した。現代民主主義もこの錯覚の上に築かれ、運営されている。
 現代民主主義はこの錯覚の上に制度化されているとは言え、専制政治に比べればはるかに良い。民主主義社会の中に生きる者の中にはまだ壁の向うにある世界を信じる者が多数存在している。これに比し専制国家は壁の向うにある世界を全否定する。代表が中華人民共和国である。本質的意味において私は北朝鮮を問題にしていない。北朝鮮は中国の宿り木国家でしかない。
 中共はアジア東半分の支配を狙っている。中共が狙っているのは単に台湾だけではない。北朝鮮を通して韓国の支配も狙っている。否! 中共が本当に狙っているのは日本である。中共は日本を属国化しようとしている。
 この時にあたり、民主主義国家日本の弊害は余りに大きい。文民統治(シビリアン・コントロール)の弊は甚だしい。我が軍人は愚蒙な政治家の支配下に置かれているばかりか、自衛隊は軍隊としても認められていない。
 文官と武官は分離されている。おまけに文官は高く、武官は低い。
 文武はメビウスの帯である。文官は文官であり、武官は武官でありながら同時に文官は武官でなければならず、武官は文官でなければならぬ。この正しい認識に基づいた正しい構造の上に立たなければ日本は中共に膝を屈することになる。
 私は日本を正しい構造に復すことによって中共の脅威に備えること、そして日本を正しい構造に復すことを通して全世界を正しい構造に復させることを企図している。私が企図しているものは世界帝國を招来する世界革命である。


皇紀(コウキ)4130日
12年4月22日
(旧2005年7月6日)

※軍帥の神薙名(カンナギメイ)は発表当時に準じております。ご了承ください。

 
 
 
 
 
 

ごめんね下山ちゃん、警戒心ゼロ(笑)
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