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人間の脳は、進化の過程で爬虫類の脳が内包されていてジェラシック・コードとして刻まれているという、少々怖いお話しです。闘争本能や欲望は爬虫類脳からの命令で、それを理性で抑制しているのが人間脳(大脳新皮質)のようです。
自分の頭の一部が爬虫類であると思うとぞっとしますね。しかし、古代の蛇信仰や神話に登場する蛇から想像すると、古代の人は、自分の中にある爬虫類の存在をとらえてとらえていたのかもしれませんね。ギリシア神話の「カドゥケウスの杖」は、蛇の二重螺旋のようにも見え、DNAの螺旋にも見えます。でも、いつのころか、蛇を気味悪く、気持ち悪い生き物と感じるようになってしまいましたね。いつからなのでしょうか?本当に不思議ですね。この頃から人間は、闘争本能だけが発達し、エネルギーの源である爬虫類脳の存在を、ないものとして、忌み嫌うものとしていったのではないでしょうか。古代では、神の使いでもあった蛇であったはずなのに・・・。
だから、爬虫類脳を抑えすぎるとストレスがたまり元気がなくなり、表に出すぎると闘争本能がむき出しになって争いにまでになってしまうのかもしれませんね。人間の脳が作り出した社会も、爬虫類脳の影響なのか、弱肉強食の資本主義社会となり、恐竜のように巨大化していくのですね。
爬虫類脳の闘争本能を抑制するばかりでは、紛争がなくなることはないでしょう。
人間の脳は、未発達で、爬虫類脳をまだまだ、平和的には使えていませんね。数パーセントも脳を使っていないとよく言われますが、この爬虫類脳を人間本来のエネルギー減としてうまく活用させることはできないものなのでしょうか。
このままでは恐竜が滅びたと同じく人間も、同じ道をたどるのではないでしょうか。
現時点では、爬虫類脳は奪い取るだけの自己中心的な働きが強いように感じますが、本来はエネルギーの元であるはずですから、エネルギー源となる爬虫類脳が、闘争ではなく交流となり、より豊かなエネルギーを生み出すように進化していきたいものです。