現在地 HOME > 番外地4 > 800.html ★阿修羅♪ |
|
第二次大戦後、日本を占領したアメリカは、日本支配の為の二つの基本方針を定めた。一つは表の、もう一つは裏の。
表の基本方針は、天皇の権威の下機能してきた官僚機構を道具として間接的支配を行うこと。
裏の基本方針は、日本社会に混在する朝鮮人の日本人に対する敵意と日本人の側からする差別意識とが作り出す両者の深い溝を利用し、朝鮮人を日本社会にとっての獅子身中の虫として、日本人への直接的脅威とすること。
占領期は主としてGHQが、主権回復後はCIAが支配のための工作を担当してきた。
昭和24年に起こった下山事件は、主権回復後の日本を視野に行われた。
東西冷戦の時代、対ソ対中の最前線基地として、アメリカは日本を保護・育成してきた。
その結果日本社会には、甘えの構造と呼ばれるものが形成された。
しかし冷戦終結後、アメリカには日本を甘やかす理由は無くなった。
甘えは許されなくなった。
90年代は、アメリカの世紀たる20世紀の最後を飾る時代だった。
そして21世紀、アメリカという国家の本質が露になりつつある。
国家が階級支配の道具であることをもっとも明瞭に示している場所、アメリカ。
道具であるとは、やがて使い捨てにされる運命だということでもある。
そのアメリカの一部として組み込まれつつあるのが今の日本だ。
国際金融資本の道具として。