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“人間”には2種類しか居ないと思っております。単刀直入に言えば、その2種類の人間とは、社会の規格から食み出ようとする人と、そうでない人ですね。仮に第T類と第U類とでもしましょうか。まあザックリと大雑把な話です。で、その社会の規格とは、例えば年収いくらとか、何々大学卒とか、私は御洒落であるとか、よくモテたとかも含まれ、社会的に価値が認知されているとかの大体そういう意味です。こうした規格を後生大事にする人は、いちおう第U類ではないか、と思うわけ。話をするのでも先ず名刺から入る、つまり第2類の人は、とかく肩書きが前口上になるでしょう。曰く、私は何々の専門化である(からして敬えよ)みたいな。そして後生大事に規格を守るわけですから、その規格の値打ちを子にも噛んで含め、代々受け継がれてしまうということにもなりかねないですね。すると、下らないと思っているうちにそれが伝統となり、威力を発揮してしまうはずです。そうやって規格の価値が強化され、ますます第2類の人が増えてしまうかもしれない。それだと“規格をつくっている人”が喜ばないはずがないと思うのですが、いかがかな?