![]() |
|
(回答先: フィッジェラルド氏記者会見、アメリカ東部時間午後2時。書いたものの発表は正午。いよいよ来た! 投稿者 サラ 日時 2005 年 10 月 28 日 22:25:44)
今回の起訴はリビーだけだったが、起訴発表後のフィッジェラルド氏の記者会見によると、カールローブの捜査のほうはまだ終わっておらず、今日で任期のきれる大陪審ではなく新しい大陪審で引き続きこの事件の捜査が行われ、起訴についての決定がなされるらしい。その期間は何ヶ月というほどの長いものではなく2,3週間から数週間の間に結論が出るということらしい。
また、リビーの裁判がはじまれば、プレッシャーによって、また新たな事実が発覚してくるはずなので、この事件は完全にこれをもって終わり、シャンシャンとはいかないようだ。
最近のマドセンリポートを読む限り(いずれ翻訳する時間があれば投稿予定)、リビーとチェイニーは国際核闇カルテルとも関わりがあるらしく、リビー一人を今回起訴することで、大物、チェイニーとさらにブッシュ一族の長年にわたる陰謀が次第に曝露されていくのではないかと思われる。
バレリープレイム事件の捜査によって明るみになったCIAのフロント会社であるブリュースター・ジェニングス社の存在と活動に関しては、リビーがかつて弁護士をしていた顧客は、お尋ね者(その後クリントンによって恩赦を受けた)国際メタルトレーダー、マークリッチであり、彼とロシアマフィアとリビー、チェイニーらを通じた、旧ソ連側から闇市場に流れている核物質についても国際的に捜査が進んでいる様子である。
さらに、AIPAC事件で起訴されたラーリーフランクリンとバレリープレイム身元漏洩事件の関係者とは重なるところも多く、リビー、チェイニー、さらにホワイトハウス内のホワイトハウスイラクグループがいかにして、イラク戦争の口実をでっち上げて行ったかという問題にも今後捜査が進んでいくものと思われる。
という訳で、今日、この日をもってこの事件は幕を閉じたのではなく、ブッシュ政権の終わりのはじまりとなったのではないかという予感がする。
それにしても、アメリカの腐りきった政府に対して、なんとか「法の支配」ということが保たれたことは、ブッシュ陰謀団Cabalによる嘘に基づいた対イラク戦争と彼らによる暴政に対して闘い続けてきたアメリカの一般国民にとっては、希望がもてる話なのではなかろうか。