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新聞を購読するならば地方紙を ・・・不要!政府・大本営広報に成り下がった三大新聞
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投稿者 白家ブラック 日時 2005 年 9 月 09 日 19:34:23: 7jOAcm.tFRC.g

日本は世界でも有数の新聞大国である。
毎日、膨大な新聞紙が印刷され、各家庭に届けられるという完璧なシステムを確立した国は他にはないだろう。その中でも中央から全国へ発行されている朝日、読売、毎日の三紙は日本を代表する三大新聞と言われているのだが・・・

余所でも新聞はネット時代に生き残れるのかという話題が議論されているが、メディア論やジャーナリズム論の形而上学はもうどうでもいいのではないか。そもそも新聞とはジャーナリズムに立脚し、国民の知る権利を守り、権力の暴走を監視する役割であったはずだが、最近の報道や論説の内容をみているとそういう期待は幻想になってしまったようだ。

日中戦争、太平洋戦争にこの国が傾斜していったのは、軍部の独走、政府の無能ということもあのだろうが、それを小旗を振って応援し、躊躇う姿勢を示そうものなら尻を蹴飛ばすという記事を垂れ流して戦争へ加担し、大衆を煽ったのが販売部数競争に明け暮れる当時の大新聞社だった。

そんな遠い昔の記憶が蘇えってくるような最近の新聞に代表されるマスメディアのジャーナリズムとしての機能不全、というか無自覚な状況追認の姿勢はなんなのだろうか。世論形成に大きな力を持っていると自らの力を過信しているのか、国民への「説明責任」を果たす能力のない首相に代わって、政府の広報をやっているようじゃもう駄目だ。

例えば今日の毎日新聞の社説ってなんなんだ?!

……今撤退すれば、平和を求めるイラク人も、選挙を妨害しようとする武装勢力も共に「日本はシッポを巻いて逃げた」と考えるに違いない。テロリストを喜ばせ、復興を待ち望むイラク市民を落胆させるようでは、日本人としても情けない。

「自衛隊員の安全」を最優先するのはもちろんだが、その点で心配がなく、暫定政府の要請が続く限りは、粛々と派遣を延長するのが筋だと思う。「現実に今何ができるか」の代案も示さずに撤退を叫ぶ主張には説得力がない……
(サマワと日本 「緊密さの罠」に陥らない知恵を出せ)

これじゃ聖教新聞を印刷しているから原稿を取り違えたのではあるまいか、と思ってしまう。

ファルージャで現在何が起こっているのかという現実から目を逸らし、サマワでは莫大な費用をかけて細々とした「給水活動」しかできない「人道復興支援」が、世界から孤立しそうになっているアメリカに国際的な支援に支えられているという人殺しの口実を与えていることになど口を閉じてなにを言っているのだろう。アメリカとそれに忠犬のように尻尾を振って付き従う小泉ポチ首相が国民に信じされたい「砂漠の蜃気楼」を撒き散らしているだけじゃないか。

かつては紅い朝日が昇るといわれた朝日新聞も最近では夕日新聞と改名した方が相応しいし、ご存知権力亡者のナベツネの私企業、読売新聞は墓穴を掘って足元に火がつきているものだから、ますます手心加えてもらいたい一念で提灯持ちに余念がない。

ネットが新聞を殺すまでもなく、日本の三大新聞は自閉症になり、自殺したのだろう。

幸いなことに日本には三大新聞がなくなっても、各地方にそれぞれ独立した地元の新聞がある。今後は地元の新聞を大いに盛り立てようではないか。各地域でのシェアNo.1を地元紙が握っていれば、別に全国紙に頼るべき情報なんてそれほどないから不自由はない。

地域のきめ細かな情報はお手のものだから、各地域ごとのニュースは相互に融通しあえばよいのだし、国際ニュースは時事通信、共同通信、海外の通信社から手に入る。経済ニュースは日経新聞と提携しておけば万全であろう。これにネットでブログジャーナルを志向する市民ライターが加われば、全国紙が入り込む余地なんてどこにもない。

地方紙が元気になれば、これまで三大新聞社で健筆を振るってきたベテランの記者をどんどん迎え入れればよいのだ。ちょうどこれから団塊の世代の大量定年時代が来る。そうした優秀な気骨のある記者をスカウトするよいチャンスだろう。

紙メディアとしては地元のニーズに応え、優れた論説はネットで全国や海外へ発信していくというのがこれからの新しいビジネスモデルじゃないだろうか。

大量印刷、大量流通に支えられたマスメディアとしての大新聞の役割は終わったということだ。
地域に根ざしながら全国や世界を視野に入れたネットワークを構築し、市民参加型メディアとしての新しい活力のある「地方」新聞の登場を期待する。

言論の多様性の回復こそが過去の過ちを繰り返さないためには必要なのだ。


追記:しつこい勧誘をことわれなくてY新聞を心ならずも購読している人は、その偏向報道をチェックするためによいサイトがあるのでご紹介。

■ 極悪読売を斬る!!

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