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画像は2005年8月20日現在のアメリカの国家債務の残存額を示す時計
(The Outstanding Public Debt as of 20 Aug 2005 at 04:17:43 PM GMT is:)
現時点でのアメリカの想定人口総数は2億9679万3133人
(The estimated population of the United States is 296,793,133)
したがって国民一人ひとりの債務は2万6716ドル
so each citizen's share of this debt is $26,716.58.
http://www.brillig.com/debt_clock/
「2004年9月30日以来、アメリカの国家債務は一日平均17億ドル(=1900億円)ずつ増えてきているんですヨ!私に関係ありですって?それなら、とにかく議会とホワイトハウスに言ってください!!」
(The National Debt has continued to increase an average of
$1.70 billion per day since September 30, 2004!
Concerned? Then tell Congress and the White House!)
なんだか似たようなことを太平洋を隔てた日本とアメリカの庶民は見ていると思いませんか?
お互い「狂人」としかいえないような人間がトップに立っている上に恐怖の財政赤字。
まあ、比較してどっちの方がまし、という競争をしてもしょうがないのでしませんが、国内問題だけ見ていると危機感はどちらも意識のある庶民にはあるでしょう。
特にアメリカ人にとっては赤字の理由がはっきりしている。医療費という問題はあってもなんといっても最たるものはイラク戦争とアフガン戦争。そしてテロとの戦争にさらにはイランとまで戦争するはめになるかもしれないという戦争当事国。
そういう背景の大きな違いがある上、民族性の違いがあるので、危機意識の持ち方に若干違いがあるけど、比べて見ると面白い。
何で私が比較したらおもしろい、と思ったかというと、この間スコルニックリポートで
「実はアメリカは1856年以来の南北戦争をいまだに米軍内部の北と南でやっている」
という驚愕(?)のリポートを投稿しましたが、それに言及したブログを見て爆笑してしまったのです。なぜって、その話を聞いた退役軍人のおじいちゃんの話が引き合いに出されていて
「なに??、ペンタゴン内で南北戦争?それは由々しき事態だ!わしはそれが何を意味するか良くわかっているぞ!!!もう早速缶詰と水は買い込んだ!」
と、こうですからね。大体アメリカ人って、危機管理については本能的に長けていて、(その割にはどっかが抜けていておかしいんだが(笑))2000年の1月1日にかけてもミレニウム騒動で大変だったのよ。私も水やら缶詰やら買いだめしたんですが、実は。
という訳で、この「国家破産」と「財政赤字」に対する態度をちょっと日本人と比較して見ました。
さらにアメリカ人のフォーラムで自分の国の財政赤字チャートを見たときの反応もおもしろい。(下記の「一目でわかるアメリカ財政赤字」がテーマです)
http://www.godlikeproductions.com/bbs/message.php?message=141416&mpage=1&topic=3&showdate=8/19/05
アメリカ人のこれを見たチャット参加者の反応:
「さあ、いよいよインサイダーの奴らのせいでドサッと崩れ始めるな。それで「国家CEO」の連中は、ゲームが終わって、さしせまった国家破産が一般国民に知られる前に、沈む船から外に出せるありったけのものを取っていくわけだ」
Now it´s being dumped by the insiders, and the "natioal CEO´s" are taking all they can out of the sinking ship before the game is up and the imminent bankruptcy becomes public
結局アメリカって「アメリカ会社」なんですね。
彼らもよくわかってる。それで一般庶民は誰がその借金を債券で持ってるかなんてあんまりわかってないんじゃないかな。
10月には新しい破産法が施行され、オクトーバーサプライズが来て、外国の債権者が自分の家まで押し寄せてきて身ぐるみはがれ、さらには強制収容所にぶち込まれるかもしれない、ブルブルガクガクなんてことまで書いてるブログまであった。
そんな目にあうくらいなら、いっそのこと国家債務もニューヨークの金融街をテロで麻痺させてやって、国家ごと吹っ飛ばしてやるか、徳政令にすっか、なんてうわさが出るというのも、お国の違いですかね。実際911でそういうこと起きたし。とにかく、ブッシュ家自体がマフィアのような「犯罪一家」な上に、エンロンみたってわかるぐらい、ハゲタカ連中が作っているのがようは「アメリカ合衆国会社」なんでしょう。
アメリカの庶民も大変だけど、あくどい国家CEO連中に恫喝されて日本人の虎の子の350兆円までもっていかれるなんてたまんないわ。