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英諜報機関「MI5」の盗聴器、IRA政党が競売に
2005.05.26
Web posted at: 18:16 JST
- CNN/REUTERS/AP
ベルファスト──北アイルランドのカトリック過激派、アイルランド共和軍(IRA)の政治組織シン・フェイン党が25日、英国の諜報(ちょうほう)機関「MI5」が同党本部に仕掛けたと見られる盗聴器を、党のオンラインショップ・サイトで競売にかけた。
出品は6月4日まで。競売の開始価格は不明だが、日本時間26日午後5時30分現在、3000ドル(約32万4000円)まで値上がっている。
シン・フェイン党によると、この盗聴器は昨年9月、ベルファストの党本部の床板に隠されているのを見つけた。MI5が仕掛けたと主張している。
一方、MI5のマニンガムブラー部長は今年1月、ベルファストのIRA事務所を盗聴していたことを認めている。
シン・フェイン党のアダムズ党首は、「入手不可能だった非常に歴史的な品を入手できる、類の見ない機会だ」と話している。
この盗聴器は当初、24日にインターネット・オークション最大手のeBayに出品されたが、eBayが出品の数時間後に削除。そのため、シン・フェイン党が運営するオンラインショップ・サイト「Sinnfeinbookshop.com」で、25日から競売にかけられた。
盗聴器の売上金は、アイルランドの統一と自由のための運動資金として使うという。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200505260023.html