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CDケースを2枚ふいた。拭くのにティッシュを2枚ぐらい使うかもしれない。
千枚つかって拭いた。ギュウギュウの箱ティッシュでも正味400枚、
千枚ともなると、ちょっとした小山が部屋に出来る。
もちろん、千枚というのは症状が特別に重い場合に限られるだろう。
なぜ今日が重い日なのかはしらない。地獄が、そこにあるのみである。
さぞかし、綺麗にはなっただろう。
ところが、紙で拭いても、拭けば拭くほど紙の繊維を集める、
拭いても拭いても、静電気を発電しているに過ぎないのではないか。
繊維の粉を、懸命に拭えば、それ以上の繊維の粉で覆われる様な。
弾みか、拍子か、激しい症状は、たまたまそうなってしまうらしい。
たまたまそうなるような症状であるからには、この病気を特徴づけず、
この病気を必ずしも代表しない「個別の症状」なのであろう。それでも、この
病気には欠かせざる、この病気ならではの「発展形」といえるかもしれない。
発展形に至る原因が能く分からない以上、それは統計(過去と
その推移)による確率でしか予見できないはずである。
俺の病気も個別の問題なのだろう。神経症だからと一括りで軽くみれば、
こんな重度の障碍者に、手薄な福祉しか与えられないことになるはずだ。
行政も、医療も、生活保障も口ほどにもない話に映る。
‥‥では、宇宙の原理を説く馬鹿者達に、もう一言、差し上げよう。
じつは、問題が個別だとすれば、普遍の原理では解決できない‥‥という、
普遍の原理が宇宙には有るはずなのだ。宇宙を悟った気でいるなら、
悟った言葉で、今すぐ、俺を救い出してくれ。もし出来れば
その人間を、宇宙の代理人として崇め倒すかもしれない。
医者に治せない病を癒す力を認め、恩義も感じるだろう。
だが、できないであろう。別にいじめているのではないと思いたい。
なぜなら、これから健常者をいじめて鬱憤を晴らすつもりなのだから。
‥‥
こんな状態で何かまともなことが‥‥荒らし以外に出来るだろうか?
‥‥
パウダースノーに似た可塑性は有っても、弾力は無いというのが集積された
ティッシュの素材特性であろう。使い途のないティッシュの山を、タオルケットで
包んで急遽、抱きマクラ(即席ダッチワイフ)に仕立てた。抱え込んでの指責めという、
やるはずもないプレイで、この彼女は空想のなかで歓喜するしかないのであろう。自分の
珍妙な姿を、さほど幽体離脱で客観視することもなく、無事に、射精に至ったことでお許しを
冀おう。調子に乗って余り激しく揺さぶると、彼女はポロポロ解体するから注意を要する‥‥。
‥‥