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まず個と全体について、、個(私)は己の存在のみで成り立つか、良く考えて見なさい。
己の存在のみで成り立ちえず、全体という相対的価値観においてのみ在り得るのである。ということは、あなたの言う様に個の意識を尊重するのであれば、必ず全体の意識も尊重せねばならないと言う切り離せない相互関係を含むのである。
個と個は解り合えない、相交えないものであるからと己の考えのみに没頭するからこそ破綻するのであり、それが問題としていずれ噴出するのである。
だからこそあなたは危険な人物とされ、周りの人々は自ずと自己保身の為、去っていくのです。現にあなたが彼女を必要としている事は、あなたの思想において矛盾しているのではないでしょうか。
次に、あなたの考えている思想は既に過去の偉人達が成し得た物であり、もう既に誰でも知っている事のみであります。果たして、過去の者達は彼等の思想に従う者、その思想を発展、想像しえない者を喜ぶ、必要とするでしょうか。
美意識について、、私はあなたの言葉に争いや破壊しか感じ得ません。たぶんあなたの創作する音楽もそういうものなのですね。私はどちらかと言うと無駄な物を省いたシンプルな美しさを求めています。この事は交わりえないですね。
ただ創作において個の追求が認められるのです。その到達した場に人それぞれの美意識が共感できるかできないか、偉大であるかないかの違いが世に認められると言う事なのでしょう。それはまさに全体を意識して個の追求であるのです。
総合して、あなたは共感する物を吸収はできるが、それを発展、想像する事の出来ないまじめな優等生である。
他の人々はもう既にその先の事を考えていますよ。では、また。