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(競争排除の仮説)
多元競争の勝利基準は(内的、分断的にして「無間」的)個々
人と、その合意(全員同意)による合意・非合意決定(委任)に
よって定めうる。競争は「基準価値」においても、主観を
起源として個別に発する価値基準により、個別競争に
相応し、本来は、(無常の)多元競争の形で、個別に
相対化されているのである。それ故、もとより競争の
勝利基準に、合理・不合理の(程度の)別は無い。
その際には「競争」概念は(特に「競争」「競争者」及び
「勝利・敗北」「勝者・敗者」について述べれば)自由な
構成物(概念)として殊に「客観的に格別の
価値をもたずしてのみ」成立している。
且つ、契約としての「競争」は、倫理規範の取り
扱い対象であるものの、これらは、直接には
倫理規範それ自体から導きえないのである。
故、あらゆる(特定の)競争(方式)は、自明の、
絶対的(客観的)原理としては(かく「昇格」
させるべくして)用いてはならぬと断じうる。
なかん就く無制限(多数)の「自動集団」
内で公認、と称する「虚偽」の伝達は、
既に絶対的に禁じられているのである。