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(回答先: 私は「悪」です!語末に(笑)を入れなくても 投稿者 サラ 日時 2005 年 4 月 03 日 02:38:42)
陰陽を表現にしたシンボルについて。
森羅万象が陽と陰の要素によって成り立っているという考え方です。陽は行き着くと陰になり、陰は行き着くと陽になります。したがって、なにが陽でなにが陰かと分類することはあまり意味がありません。とはいえ、まず、陽をポジティブ、陰をネガティブと考えると、分かりやすいかもしれません。何かを得ると、必ず何かを失います。逆に何かを失うと、必ず何かを得ます。また、陽を変化するもの、陰を変化しないものと考えても結構です。問題意識は変化の中で起こりますが、その中で変わらぬものもあるはずです。さらに、陽を顕在化したもの、陰を潜在化しているものとも考えられます。
これは、【陰陽説】のなかにあるもので古代中国・周代に生まれ、漢代には成立していた世界の成り立ちを説く考え方を陰陽説といいます。陰陽説では、この世にあるありとあらゆるものの状態を概念的に捉えることができます。
能動的であったり活動的であったりするものを『陽』、その逆を『陰』と区別します。例えば、雄・明・昼などは『陽』、雌・暗・夜などは『陰』となります。
『陰』と『陽』の区別は物の性質についてだけでなく、どちらの方向へ向かっているかということも表現できます。上昇、右への移動、前進は『陽』、下降、左への移動、後退は『陰』です。
しかしこれらの陰陽の区別は絶対的なものではありません。陰陽説には『陰中陽』あるいは『陽中陰』という考え方があります。陰陽それぞれに逆の属性もまた含まれているということです。
例をあげますと、行燈などの灯りは、属性が『陰』の夜にあっては『陽』のものとなりますが、『陽』である昼間には、『陰』のものとします。相対的なものであるということです。 白い方の勾玉が『陽』、黒い方が『陰』を表しています。よく見ると、白い白勾玉の中に黒円『陽中陰』、黒勾玉には白円『陰中陽』が描かれています。この小さな円は陰と陽の属性は絶対のものではないことを表しています。陰の中にも陽が、陽の中にも陰がそれぞれ存在しているということです。
これらの事、全ての事象を内含した上で物事を考える事ができれば、あなたはその次元を超えられる事が出来た者と考えます。