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(回答先: この和紙がやでアーっト思て心ヒカリた‥‥この人、香港ペニスラホテル内“分離壁”も手撫でてる。吉村なみサブリミナル文(笑) 投稿者 堀木エリ子(小沢橋龍) 日時 2005 年 3 月 07 日 02:41:26)
題名が長すぎます(笑)
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投稿者: サラ
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私も「デザイナーでございます」、みたいな人は嫌いなんだけど、この人が大型のすのこみたいなので巨大和紙を作ってるところをTVで(日本にいた時)見たときはすごい迫力でいいなと思った。香港の話は知らなかったけど、あまりマスコミにちやほやされると危険でしょうね。
私が彼女のえらいなと思うところのは発想の原点。彼女が勤めてた小さなぽち袋を作っている和紙製造会社があっという間に倒産したのを見て、何百年かそれ以上続いている伝統手すき和紙工芸をこのまま消してはならぬ!みたいなすごい使命感で自分で立ち上げて、世界から注目されるところまでいってしまったところ。西洋の物まねからスタートしていないのがいい。しかし、昨今のミニマリスムの流行で、あんまりちやほやされすぎて、すぐに消えてしまうとしたら勿体無い。せっかく蘇らせたのなら、長く続き、かつ後継者にも受け継がれていくといいと思う。
安藤忠雄氏みたいに日本の風景に合わない(と私は思う)コンクリートの打ちっぱなしの建物ばかり作っていると、最初は斬新でいいかもしれないけど、そのうちカビがコンクリート上に発生して見るも無残な建築物の残骸が都市に残ってしまう可能性があると思う。ああいう建築物は見ていて疲れる。まったくの私的感想だけど。何年残るか見もの。
私もフランクフルトの建築と照明に関する見本市を見てきて思ったけど、日本人の光に対する感性はやはり独特。和紙と光の組み合わせはほっとする。そういうものは古臭い、とどんどん切り捨てていくと、やはり都市も人の心も荒むと思う。そこを若い彼女とそのお弟子さんというのか、スタッフが挑戦して、これでもか!という感じで色々作っているのは面白いと思う。これは、昨年、京都の伝統工芸に関するシンポジウムを見に行って感じたこと。