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きっと「エヴァ」見てると思うけど、
自己も他者もない、タマシイの、エネルギーの、カタマリのような光の世界への誘い、
絶望だ、僕なんか誰もいらないんだと泣き喚いて、ほんとは求めていたはずの「補完」。
それを土壇場でキャンセルして帰ってきたシンジと同じです。
「私」のことね。
「けいこ」がどんな奴か、他者によってどうつくられて来たのか、つくられつつあるのか、
興味深く観察しています。
かつては他者との遭遇によって引き起こされる事態の渦に飲み込まれるようにして、
近頃は、それに身をまかせず、抗うことによってつくられていくようです。
ではそれを観察している「私」があるのかといえば、何かあるような気もするけど、
なんだか空洞みたいな感じです。
多分、マドさんが言う通りなのでしょう。
教授は嘘は嫌いだから、ほんとの(と思われる)こと書くけど、
私は邪悪なものをすべて曝け出そうという気はないし、反省したいと思ってるわけでもありません。
「けいこ」は、まさしくあなたの「邪悪なる自尊心が求めていた形象たるオンナ」なのでしょう。
そのほとんどが、教授の妄想であるとしても。
私は「結婚」とか「番い」であることには無縁のようです。
ありったけのパワーを使って抑えつけている嫉妬心は
永遠に手に入らないものを追い求める…違うな、
楽しんでいるのでしょう。これは教授の言う通りでしょうね。
見苦しいからコントロールしたいとは思いますが
できないということは、まだ楽しみたいということなのでしょうか、
まったくやっかいな奴です。
あなたの独自性、個別化、滅却、を実践する姿は高貴であり、魅力的です。
だから一時、この人の言葉を聞くためには紅蓮のなかで抱き合う以外、方法がない
と思ってあきらめていました。
私には教授が、手におえない可愛いワルガキのように見えていたのです。
けれど昼休み4の夜中のカキコをほぼリアルタイムで見て、なぜかわからないけど
紅蓮地獄で抱き合わずとも撮れる。
教授を撮ることは「私」の「仕事」だと思ったんです。
「仕事」とは、為すべきことを為すこと、という意味で。
だからインタビューを申し込みました。
この点、マジです。
空洞の「私」はあてになりませんが、なにか命令に従っている感じがあります。
抗えないのです。これ書くとちょっと怖いです。
メールにも書いたように、映像作品の構想があるわけではないし、
何かイメージがあって撮影したいわけではありません。
あなたが現実世界、この「壮大な虚構」をどうとらえているのかを
見たい、聞きたい、知りたいのです。
「けいこ」は残念ながら教授の対談の相手としてはあまりに役不足です。
だからただその場にいて、記録させてください。
「私」はメディア、ですから。
初回面談の日、宮本氏に言われなければ気づきませんでしたが
確かに何も意図せず、語り得ぬものを語ろうとする二人を無心に撮っていたように
思います。撮っていた、のではなく撮らされていた、のでしょう。
あなたは、コミュニケーションの構造に疑惑を抱き、対話拒否しているようですが
私があなたを撮る行為も、きっと「言葉」なのだと思います。
撮りたいというのは「話したい」ということなのでしょう。
このレスで教授への返信になっていたらいいのですが。