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○研究対象として「歴史」や「地政」を、既成事実化してしまう。
日常において個人が弁別し、意識するような“印象の強い
個別的事実”(個別イベント)とでもいうべきものが存在するとする。
その個別イベントの“目立った集積”、または“集積によって目立った出来事”(史的イベント)というものがありえ、
その一方では、国家単位の外交・行事(公的イベント)というものが想定できるとする。
それらは幾ら大掛かりであれ、個別に認知され、個別の事象に分解されるような、
単に印象的で影響力の強い事実(イベント)であるに過ぎないのに“史的事実・
公的事実、普遍的事実”として分離し、「別格」視されてしまうことになる。
その結果、個人は、個別の世界観を世界共通の観念・想念として“現在的な認識”で
人為的・組織的に膨らまされ、その中での決断・思弁を迫られ、いざなわれることになる。