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「殺人ロボット派兵に際し、深く感謝致します」
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西側のメディアでは見られない多くの貴重な報道を発信してきたカタールのアル・ジャジーラが、ブッシュ陣営のラウド・スピーカー、FOXに買収されるかもしれないというニュースに仰天し、「メディアによる洗脳」の世界的覇権拡大の気配を憂慮していたら、追い討ちをかけるように入ってきたロボット戦士派兵のニュース。
米兵の犠牲者増加による国内からの反発を抑えるのが大きな狙いでしょうが、開発したフォスター・ミラー社の後ろ盾は英国防省と、あのカーライル・グループ(パパ・ブッシュとビン・ラディン家の)だというではありませんか!?
7台まで取り付けられるというカメラも、さほど性能がいい訳ではなさそうだと耳にしました。まるでTVゲームのノリで人を殺せるこんな代物を作れる人間の、邪悪で残虐な差別意識に改めて驚愕しています。
このニュースをイラクのスレイマンに知らせたら「これをなんとかして米大統領に読ませて下さい」と、この手紙を送ってきました。
どうか、行間に込められた彼の思いをお読み下さい。
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イラクから、米大統領へ感謝の手紙
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米国大統領閣下
ジョージ・W・ブッシュ殿
イラクに民主主義を植えつけようと、この度ロボット戦士たちをお送り下さると聞き、多大なる感謝の念を大統領に対し、表します。イラクの子供や大人たちへの贈り物、本当にありがとうございます。食料やおもちゃよりこのロボット戦士たちがどれほど重要か、異論はございません。さらに、過去35年もの間苦しめられてきたイラク人たちにとって、これが大層な埋め合わせになるであろうと信じております。あなたのこの新たな贈り物は、無辜の子供や大人を殺すことには寛容ですが、イラクに現存しているあなたの軍の兵士たちよりはずっとマシでしょう。何故なら、
1) それらロボットは、あなたの兵士たちがアブ・グレイブでやったことはできない。
2) これまであなたの兵士たちがイラクのそこら中でやっているような、「ちょっとした動きや、ロボットに対してビクビクしていただけで殺す」なんてことはしない。
3) あなたの兵士たちのようにイラク人を怒鳴りつけて、女性や小さな子供たちを怖がらせたりしない。
4) とても感度のいいカメラが装備されていると聞いたので、あなたの人間である兵士たちより、イラク女性や弱い者たちの涙がよく見えるかもしれない。
5) イラクに永遠にとどまろうとか、イラクの石油を盗もうという計画など、これらのロボットは持っていない。
6) そして最後に私たちは、そのロボットが破壊されても――それはイラクで数多くの家族に毎日起こっていることですが――「愛する大事な人を失った」アメリカに残された家族を気の毒に思わなくてすみます。
親愛なる大統領、私たちにこんなにやさしくして下さって、どうもありがとうございます。
イラクにのみ属する、イラクの男性より
(訳注: 「スンニ、シーア、クルドなどといった区別は無用、私はイラ
ク人です」という意味。スレイマンの、「イラクを、決して分割などされ
たくない」という思いが込められています)