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朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/1218/003.htmlより引用
パレスチナ地方選でハマス躍進 主流派ファタハは分裂
2005年12月18日18時45分
昨年12月に始まったパレスチナ自治区内の地方選で4回目の選挙が15日に行われ、17日の選挙管理委員会の集計によると、イスラム過激派ハマスがヨルダン川西岸の主要都市で躍進した。来年1月に予定されている自治評議会(国会に相当)の選挙をめぐっては、パレスチナ解放機構(PLO)の主流派ファタハが新旧両世代の対立から分裂。評議会選でもハマスが躍進する可能性が高まっている。
今回選挙が行われた40自治体のうち、ファタハが有力と見られていた西岸北部の都市ナブルスで、ハマスが定数15のうち13議席を獲得。別の都市ジェニンでもハマスが過半数を得た。ただ、ファタハは小規模な自治体で勝ち、今回選挙での獲得議席数ではハマスとほぼ同数になった。
総数で300を超す自治体のうち、これで8割以上の議席が決まった。5回目の地方選が最後となるが、時期は未定だ。
一方、1月の自治評議会選挙をめぐっては、ファタハは若手の新世代が故アラファト議長に連なる旧世代のまとめた候補者リストに反発。イスラエルの刑務所に終身刑で服役しているマルワン・バルグーティ氏らが新党「未来」を結成して独自のリストを提出した。
自治政府のアッバス議長が候補者リストを決める際、汚職体質が指摘される旧世代を上位に入れようとしたため、これに怒った若者たちがガザや西岸の一部で選管事務所を襲撃するなどした。
結局、アッバス議長はバルグーティ氏を筆頭候補にした公式リストを提出したが、まだ多数の旧世代が残り、若手の反発は収まりそうにない。