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(回答先: 財閥政権の中の共産主義者、ナチスに隠れていた可能性があるシオニズム。転載で申し訳ありませんが。 投稿者 新世紀人 日時 2005 年 12 月 18 日 12:10:50)
新世紀人さん、レスありがとうございます。
そうですね。ただもう少し突っ込んでみなければ分からないのですが、ドイツ・ナチズム、イタリア・ファシズム、ユダヤ・シオニズム、スペイン・フランキズム、ソ連・スターリニズムそして米国型ネオファシズムなどは、個々別々にではなく、ある種のまとまりを持った、それ以前とそれ以後の歴史に密接につながっている「総体」として捕らえた方が良いのではないか、という気がしています。これを仮に「ファシズム・ネットワーク」としておきます。(ラルーシュなどは「シナーキズム」と呼んでいるようですが。)
それらをつなげているのが、まず欧米巨大金融資本であり、そして、帝政ロシア末期から(ラルーシュに言わせるとフランス革命からですがこれは今の私にはよく分からない)20世紀前半までに表面化した思想潮流であって、その中でジャボチンスキーがキーパーソンの一人となっているようです。
面白いのはムッソリーニとヒトラーがズッコケたあとで、ヤバイ連中がこぞってぞろぞろと南北アメリカ大陸に集結していることです。そしてレオ・シュトラウスおよびジャボチンスキーの運動はそれ以前に米国に上陸していました。なにせ米国にはブッシュのジジイを含めナチス支援者がゴロゴロといましたから。
米国内のユダヤ・ファシズムと後のネオコンにつながる流れはもちろんのこと、ナチスの大きな部分がそれ以降の中南米のあり方を決定付ける要素になっていると思われます。これにはバチカンが噛んでいます。もちろんですが、「ホロコースト」の問題にしても、シオニスト・イスラエルにしても、第2バチカン公会議とオプス・デイにしても、この「ファシズム・ネットワーク」総体の歴史を洗ってみる中でしか分からないことでしょう。
あまりにも膨大な作業になりそうで、何年後にその概形でもつかめることになるのか、全く見当がつきませんが。またその背後に隠れて案外その動きや役割が見えないのが英国とバチカンなんですね。私は結局はコイツらがそのネットワークの中心にいるのではないか、と感じています。
ただ私にとって今の段階でまだよくイメージできないのが、日本およびソ連とこのネットワークの関係です。多くの資料はあるのですが、また分からない部分が多く、後々の研究課題としてみます。
なお、ウラジミール(ゼエヴ)・ジャボチンスキーについては、英語ではあふれるように情報があり(米国人たちはユダヤ右派のことを『ジャボ』と呼んでいる)、スペイン語でも相当の情報があるのに、どうして日本では彼の名を知っている人すらほとんどいないのか、この辺は実に奇妙ですね。「アカデミズム」とマスコミを支える連中が意図的に触れないようにしている、としか考えようがありません。
では、また。