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(回答先: 日本、米国とのジョイント・ミサイル・システムに、費用の3分の1を出資予定(Spacewar) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 12 月 17 日 03:58:10)
フレデリック・フォーサイス氏の小説「神の拳」は第1次湾岸戦争を題材にした
小説だが、その中には当時、イラクのスカッドミサイル迎撃用としてイスラエル
に配備されたパトリオットミサイルがいかにあてにならない代物だったかが書かれている。(曰く、パトリオットミサイルは肝心の弾頭迎撃には失敗して、空のミサイル本体に命中した、などなど)
日本が導入しようとしているミサイル防衛システムなる代物は、地上配備型はこのパトリオットミサイルの発展型であり、また北朝鮮のテポドンはスカッドミサイルの発展型である。この事一事とっても、ミサイル防衛システムの有効性はかなり疑わしいと考えざるを得ない。まして北朝鮮や中国などが何十発ものミサイルを同時に発射したとしたら、どのミサイルに核が搭載されているか、あるいはどのミサイルから迎撃するべきかといったことは、ミサイル防衛システムでは判別できないであろう。その他国内核施設へのテロの可能性など諸々のことを考えても、ミサイル防衛システムの配備で日本の安全性が向上する、という主張は極めて怪しい。
ミサイル防衛システムなんぞに大枚はたいてアメリカ軍産複合体を喜ばせるくらいなら、第3のビール増税などというセセコマシイ弱者虐待的増税などやめてくれい。
また「国民の安全保障」とのたまうなら、耐震偽造マンションを何とかするほうがまだ理にかなっているのではないか。