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CIA収容所「疑惑深まった」 欧州会議が究明求める
2005年12月14日13時53分
米中央情報局(CIA)が東欧などに設けたとされるテロ容疑者の「秘密収容所」問題で、欧州46カ国でつくる人権擁護機関の欧州会議(本部・仏ストラスブール)は13日、「疑惑は深まった」とパリで発表した。同会議は加盟国に、CIA機の空港使用や領空通過の有無など、真実の徹底究明に乗り出すよう求めた。
欧州会議でこの問題の調査を託されたディック・マーティー氏(スイス国会議員)は、同会議への報告や記者会見で「これまでに得られた情報により、あらゆる司法手続きを無視した(テロ容疑者の)拘束や移送が欧州域内で横行している、との主張の信頼性が強まった」と述べた。
また「米国は疑惑を一度も正式に否定していない」と指摘、今月訪欧したライス米国務長官がこの問題でほぼ沈黙したことに不満を示した。
マーティー議員はさらに「加盟国に何らかの責任や加担があったと判断するのはまだ早いが、事の重大さや調査結果との合致点からして、より掘り下げた調査を続けるべきだ」と述べた。
この疑惑は、米国がイスラム過激組織メンバーを尋問する収容所をポーランドやルーマニア、アフガニスタンなどに持っているというもの。北アフリカなどで拘束した容疑者を欧州各国の空港を経由して収容所に送っている、とされる。
http://www.asahi.com/international/update/1214/008.html