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反シリアの論陣張ったツエニ国会議員が爆殺される [アルジャジーラ]
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投稿者 white 日時 2005 年 12 月 13 日 18:08:45: QYBiAyr6jr5Ac
 

□反シリアの論陣張ったツエニ国会議員が爆殺される [アルジャジーラ]

 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1549233/detail

反シリアの論陣張ったツエニ国会議員が爆殺される レバノン有力紙アルナハルの社主

【アルジャジーラ特約12日】 レバノンにおける反シリア派のジャーナリストでキリスト教徒のギブラン・ツエニ国会議員が12日、ベイルート郊外を車で走行中に爆殺された。

爆発物はTNT火薬約40キロと推定されえいる。

 ツエニ議員は、多くのレバノン国民から、ハリリ前首相以後に暗殺された最も高名な人物とみなされている。

 ツエニ議員の車両行列が起伏の多いアル=ムカリス地域を走行中、自動車爆弾が爆発し、少なくとも10台の車両が破壊され、一部の車は谷底に転落した。レバノン治安当局が確認したところによると、死者は同議員を含め3人。一人はボディガード。

 現場は、レバノン東部のキリスト教徒居住区で、ハリリ前レバノン首相暗殺事件を調査している国連調査団の本部から数キロしか離れていない。

 シニオーラ・レバノン首相は同日、治安機関の長を緊急招集して会議を行い、同日中に閣議を開くよう求めた。

 ドルーズ派の指導者、ワリド・ジュンブラット進歩社会党(PSP)党首は、アルジャジーラのインタビューで、ツエニ議員殺害でシリアを公然と非難して、「近隣の警察国家から新たな暗殺のメッセージを受け取ったわけだ。この政権はハリリ前首相を殺し、サミル・アル=カシル、ジョージ・ハウィを殺した。われわれはそのメッセージを受け取ったのだ」と語った。

 一方、シリアのバシャル・アサド大統領は11日、ロシアのテレビとのインタビューで(ハリリ暗殺事件での)シリアの無実を繰り返し主張し、シリアに経済制裁を課せば中東地域を不安定化させるだろうと述べた。

 ジュンブラット党首は「私はアサド大統領が、シリアに経済制裁を課せば、域内が不安定化するだろうと言うのを聞いた。そのメッセージは受け取ったよ。ありがとうさん。しかし、われわれはどんな代価を支払っても、真相を求め続けるだろう」と語った。

 元閣僚のウィアム・ワハブ氏はアルジャジーラに対し、「今の時点で、ツエニ議員を暗殺して、シリアにどんな得があるだろうか。国連安保理がメーリス報告書(ハリリ事件の)について討議する数時間前に、彼を暗殺するほどシリアは馬鹿じゃない」と述べた。

 ツエニ議員は今年8月から、ほとんどレバノン国外で過ごし、安全上の懸念があると言っていた。しかし、11日夜にはベイルートに戻っているとみられていた。

 同議員は8月、パリのアラビア語ラジオのラジオ・オリエント局のインタビューで「レバノン当局者は、国際的な捜査機関から政治家たちの暗殺リストについて正確な情報を受け取った。私の名前はリストの最初に載っている」と語っていた。

 同議員は結婚し、4人の娘がいる。

 同議員のおじ、ドルーズ教徒のマルワン・ハマデヘ電気通信相は2004年に暗殺者を逃れて生き延びていた。

 ツエニ議員は、レバノンの指導的新聞であるアルナハルの発行人、取締役会会長、総支配人だった。同議員の同名の祖父、ギブラン・ツエニ氏がアルナハルを創刊し、父のガッサン・ツエニ氏は、同紙をアラブ世界で敵味方の双方から尊敬される組織に作り上げ、レバノン新聞界の束ね役といわれた。

 シリアの政策を批判していた日刊紙サミール・カッシルのコラムニストが6月に殺害された。過去数カ月、シリア反対派を標的にする一連の爆弾事件がレバノン国内を揺るがしており、メディアの報道は、こうした爆弾事件をハリリ事件調査と結び付け、調査を失敗させるための企みとしていた。

 12日のツエニ爆殺事件は、メーリス国連調査団長がアナン国連事務総長に報告書を提出した数時間後に起きた。

 ジュンブラット国会議員はアルジャジーラに対し、ツエニ氏は自由な発言を代表していたがために、標的にされたとして、「アルナハル紙はこれまでも今後も、レバノンの自由な人たちの声であり続けるだろう。ツエニ氏が暗殺されても、アルナハルはいつまでも自由の声だろう。この(暗殺)事件はレバノンのジャーナリズムに対する警報だ。しかし、レバノンのジャーナリズムと自由を愛する人たちはこうしたメッセージを送りつけてくるテロリスト政権よりもずっと強いのだ」と語った。

 大統領選の候補者であるチブリ・マルラット弁護士は「あなたに事の重大性を話すと、これまでに起きた15件の暗殺事件の中で、ツエニ氏はハリリ前首相に次ぐ大物で、暗殺の理由は彼の誰にも劣らない勇気なのです。

4年前、彼はタブーを破って、シリアの駐留に反対する論陣を張り、国際的に反響を起こしたのです」と語った。同弁護士は、国連安保理は一連の殺害事件の責任者を罰する国際法廷を設置すべきだと述べた。

 オクスフォード大学のナディム・シェハディ・レバノン研究所長は、今回の暗殺事件がレバノンに恐怖と不確実性の状況を生み続けるだろうとして、「この事件は恐怖の空気を広げつつあり、確かに効果がある。誰の心にものしかかっている」と語った。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)


2005年12月13日16時38分

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