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□ライス国務長官が中東でのアメリカの真の目的は反米感情との闘いであると語る [IRIBラジオ日本語ニュース]
http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/news.mon.htm#4
アメリカ国務長官が、中東でのアメリカの真の目的は、反米感情との闘いであるとしました。
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アメリカのライス国務長官が、「中東における我々の本来の目的は、反米感情と闘うことにある」と語りました。
ライス国務長官は、ワシントンポスト紙の中で、「イラク、レバノン、パレスチナ、エジプト、クウェートに変革をもたらすというアメリカの昨年の政策は、成功した」と主張し、地域における変革の継続を求めました。
さらに、「中東はテロの温床である。自由を広めることによって、反米感情の拡大に対抗しなければならない」と語りました。
先ごろ発表された世論調査によりますと、アラブ諸国の人々は、ブッシュ政権の中東政策を悲観しており、世界で最悪の政府として、シオニスト政権の次にアメリカを挙げています。
▽解説 中東に関するアメリカ国務長官の発言
http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/news.mon.htm#kaisetu
中東に関するアメリカ国務長官の発言
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アメリカの中東政策に対する国内外の批判が高まっている中、アメリカは、自らの覇権主義的な政策を正当化するために、様々な欺瞞のプロパガンダを流しています。この一環で、アメリカのライス国務長官は、大中東計画を中心とするアメリカの中東政策を支持すると共に、この政策の目的は反米感情への抵抗であるとしました。ライス長官は、中東における自由の不在は、地域の反米感情が拡大する土台を整えていると強調しました。そして、中東においてアメリカが考える変化の継続を求め、「民主主義は、国家間の恒久平和を保証する唯一の道であり、各国における自由と正義の保証である」と述べました。
このように、アメリカの国務長官が、国際安全保障、民主主義、平和、自由、正義について語っている中、アメリカは占領や干渉により、中東の平和を脅かしています。パレスチナを占領し、その人々から自由と民主主義を奪っているシオニスト政権をアメリカは支持し、事実上、中東の国民から自由を奪っているのです。
アメリカは、好戦的な政策や脅迫的な姿勢をとることで、中東の治安を危険に陥れているだけでなく、シオニスト政権の人種差別的な覇権主義政策を支持し、同政権に核兵器を装備させることで、中東の治安をこれまで以上に脅かしています。アメリカは、様々な欺瞞のプロパガンダにより、世論の目を自らの覇権主義的な計画、とくに大中東計画から逸らせようとしているのです。
最新の世論調査によれば、アラブ・イスラム諸国の世論は、アメリカの中東政策や中東に民主主義を確立するという主張に関して、疑いを抱いており、アメリカのイラク侵攻は地域の情勢不安の要因となった、と見ています。この世論調査によれば、回答者の78%が、アメリカのイラク侵攻により、中東におけるテロリズムが激化したとしています。また、中東の世論は、シオニスト政権とアメリカを地域諸国にとって最大の脅威であると見なしています。このため、アメリカは、中東における変化を作り出そうとするのではなく、地域や世界で、憎悪を抱かれないよう、自らの非現実的かつ植民地主義的政策を改めるべきなのです。