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CNNからhttp://www.cnn.co.jp/usa/CNN200512100012.htmlより引用
アルカイダの民間航空機攻撃を警告、同時テロの3年前
2005.12.10
Web posted at: 15:33 JST
- CNN/REUTERS
ワシントン――2001年9月に起きた米同時多発テロの3年前、国際テロ組織アルカイダの最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者が民間航空機を狙ったテロ攻撃を謀っている恐れがあると、米政府がサウジアラビアに警告していたことが9日分かった。
ロイター通信が、機密解除された米国務省の1998年6月の公電内容として伝えた。ただ、この謀議を示す特定の情報はなく、航空機を建物に突っ込ませるなどの具体的な内容ともなっていない。
リヤドの米大使館から米政府当局に送られた公電は、ビンラディン容疑者が米ABCテレビと行った会見で、軍用機に対する攻撃を脅迫していることへの懸念などに基づいている。公電は、アルカイダは、テロ攻撃で民間人と軍人の区別はしないとも指摘。
米政府当局者がサウジ政府高官にも会い、空港などの警備を厳重にするよう促した、という。
同時テロには実行犯19人が参加していたが、うち15人がサウジ出身だった。今回明らかになった公電内容は、米政府が2001年の9月11日以前に、アルカイダが航空機を利用したテロを計画しているとの懸念を抱いていたことを改めて示している。
ブッシュ大統領あてに2001年8月6日に出された諜報(ちょうほう)報告では、米連邦捜査局(FBI)がハイジャックなどを準備する不審な動きやニューヨークの連邦政府関連のビルを対象に偵察活動がみられることなどに言及していた。