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イラク侵攻「必要なかったかも」 米前国防副長官
2005年12月08日13時56分
イラクに大量破壊兵器(WMD)の危険が全くないと確信していれば、ほかのやり方があったかもしれない――。ブッシュ米政権第1期の国防副長官としてイラク戦争の必要性を強硬に主張したウォルフォウィッツ世界銀行総裁が7日、ワシントン市内で講演し、結果的に、イラク侵攻が必要だとは限らなかったという見方を示した。
同氏は政権内の新保守主義者(ネオコン)の代表格で、十分な証拠がないまま戦争に突入したと批判されてきた中心人物。ブッシュ政権は、WMDがなくてもイラク戦争に踏み切った判断は正しかった、との立場をとっている。
ウォルフォウィッツ氏は、WMDの存在が完全に否定された現時点の証拠を戦争前に得ていたとしても「危険がないと確信できたかどうかはわからない」と前置きした上で「確信できていれば、イラク国内の反体制派をもっと支援することも想定できた。我々(米軍)がやった方法で任務を引き受ける必要はなかったかもしれない」と語り、別の選択肢が可能だったとの見方を示した。
侵攻の結果、2100人を超す米兵の死者が出たことについて「高い代償を払った」と述べる一方「米国と世界はなすべきことをした。(この戦争に)勝つことが極めて重要だ」と語り、フセイン政権打倒などの意義を強調した。
http://www.asahi.com/international/update/1208/010.html