★阿修羅♪ > 戦争76 > 729.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
ジョージ・テネット米CIA長官
毎日新聞からhttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20051207k0000e030033000c.htmlより引用
CIA拷問:ドイツ人男性が損害賠償求め提訴
【ワシントン和田浩明】米中央情報局(CIA)にテロ関連容疑で誤って拘束されたと主張していたドイツ人男性、カレード・エル・マスリさん(42)が6日、当時のテネット同局長官らを相手取り損害賠償などを求めて米バージニア州の連邦地裁に提訴した。
訴状などによると、マスリさんは03年12月31日、旅行中のマケドニアで拘束され、CIAがアフガニスタンで運用していた秘密施設「ソルト・ピット」に4カ月間拘束された。テロ組織との関係などについて尋問され、虐待を受けた後、04年5月末にアルバニアで解放された。マスリさんを米同時多発テロ実行犯の支援者だと疑っていたCIA担当者は同年3月に誤認拘束だったと気付き、4月にテネット長官に、5月初旬には当時大統領補佐官(国家安全保障問題担当)だったライス氏に報告したが、拘束は続いたという。
マスリさんは、拘束や虐待は米憲法や国際条約に違反しているとして、テネット氏と、アフガンへの移送に使われたとされる飛行機の運営会社に損害賠償を求めている。6日会見したマスリさんの弁護士によると、米国は3日、マスリさんの入国を拒否したという。
欧州歴訪中のライス米国務長官は6日、ドイツのメルケル首相との会談後に共同会見し「間違いがあれば全力で正す」と語った。しかし米政府高官は、マスリさんの拘束と解放はドイツ政府に通告したが、「誤認」とは言っていないと述べた。
ブッシュ米大統領は同日、秘密施設での拘束疑惑について「我々は拷問はしないが、国民を守るため法律が許すすべてのことをやっている」と述べ、テロ容疑者の海外での拘束とテロ関連情報入手のための尋問を今後も続ける意向を示唆した。
毎日新聞 2005年12月7日 10時57分 (最終更新時間 12月7日 13時07分)