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英日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールド(時事通信経由)の怪しい記事がYAHOOに掲載されていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051204-00000067-jij-int&kz=int
「自爆攻撃の黒幕はわたし」=フセイン元大統領主張−英紙
【ロンドン4日時事】4日付の英日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドは、人道犯罪で裁判中のイラクのフセイン元大統領が弁護士に打ち明けた獄中生活の不満など最近の心境を報じた。この中で元大統領は、2003年12月の拘束後もイラクで続発する自爆テロの背後には自分がいると主張。各種抵抗活動はイラク戦争以前に計画されていたとうそぶいたという。
(時事通信) - 12月5日1時0分更新
この記事のもっとも怪しいところは「・・うそぶいたという」と言葉を使った書き方です。嘯くとは、通常、「とぼけて知らないふりをすること。あるいはほらを吹くこと」を表しますが、では誰がフセインの発言を嘘だと断定したのでしょうか。英日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドでしょうか、それとも時事通信の勝手な挿入でしょうか。
実際の事実としては、イラクのレジスタンスについては戦争前から周到に計画されていたとのスコット・リッターの証言があります。もちろん大量破壊兵器などイラクにないと断言したあのスコット・リッターです。
http://www.asyura2.com/0311/war42/msg/548.html
もしかしたら、この記事はそういう事実から人々の目を逸らすため、つまり「イラクでのレジスタンスは全てアルカイダ系の仕業、これはテロとの戦いだ」と人々に思わせるために仕込んだものなのかもしれません。
まあそもそも「フセイン元大統領が弁護士に打ち明けた獄中生活の不満」が事実なのかというところから疑ってかかるべきとは思いますが。英国メディアの中には国会議員にフセインから金が流れていた証拠なるものを捏造したメディアがあるくらいですから。またルパ−ド・マードックの本拠地でもありますし。