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□ドリームチーム?に大きなブーイング パレスチナ・イスラエル混成サッカーに非難集中 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1522697/detail
ドリームチーム?に大きなブーイング パレスチナ・イスラエル混成サッカーに非難集中
【アルジャジーラ特約3日】パレスチナ問題解決への突破口が見えない中、スペイン北東部のバルセロナでこのほど、パレスチナ人とイスラエル人の選手たちによる混成サッカーチームが、地元バルセロナチームと対戦した。混成軍は「ドリームチーム」と銘打たれ、スポーツを通じた交流・理解促進が強調されたのに対し、パレスチナでは「パレスチナの大義を踏みにじる」などとした非難が集中しており、「夢」は早くも「悪夢」に終わろうとしている。
パレスチナ人とイスラエル人の混成イレブンは11月29日、白を基調にしたユニフォームに身を包んでバルセロナのサッカー競技場のピッチに現れた。
試合は地元の利を生かしたバルセロナが2−1で混成チームを破ったが、スタンドを埋めた約3万1000人の観衆からは、混成軍のゴールや好プレーに対し大きな拍手と声援が送られた。
ところが、この混成チームのニュースがパレスチナに流れると同時に、パレスチナ自治政府をはじめ各方面から「ドリームチーム」への非難が飛び出した。
中でも自治政府青年・スポーツ省のジャマル・ムヘシン局長は、パレスチナ人選手がイスラエル人選手と肩を抱き合ったことに対し、「世界はイスラエルによる巧妙な手口にだまされてはならず、パレスチナ人が日々、イスラエルに苦しめられている現状を知ってほしい」と怒りを爆発させ、続けて「イスラエル側は、本来正常ではない状況を正常化させようとしている」とも非難した。
別のパレスチナ人も「今回の混成チームは(双方の間の)『友情』という間違ったメッセージを送ってしまった」と指摘した。
また、自治政府のオリンピック委員会委員の1人はアルジャジーラの取材に対し、今回の混成チームと同委との関係を否定した上で、「委員会はこのような企画を認めない。イスラエルは毎日のようにパレスチナ人を殺し、苦しめ、われわれの都市、町を荒廃させている。こうした現実を覆い隠そうとするイスラエルの宣伝に乗ってはいけない」と強く非難した。
「夢のチーム」への非難はとどまるところを知らず、ヨルダン川西岸地区の体育関係者も「スポーツ交流という美名の下で、イスラエルがパレスチナの地と聖地を占領し続ける事態を招きかねない」と警告している。
パレスチナ側から非難が相次いでいることに対し、「ドリームチーム」を送り込んだイスラエルのペレス平和センターの広報担当者は、目的を「パレスチナ人とイスラエル人の友好促進」とするとともに、「混成チームはアッバス自治政府議長をはじめとする幹部らの協力で実現した」とし、チーム編成までの経緯を明らかにした。
さらに、同担当者は「われわれの目的はパレスチナとイスラエルの若者たちの交流だ。今回のチームに参加したパレスチナ人選手たちを批判するのは筋違いだ」とし、今回の事態にパレスチナ側が冷静に対応するよう求めた。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2005年12月03日22時37分
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 12 月 01 日 08:21:11: SO0fHq1bYvRzo