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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(30日)ネゲブのエジプト国境を警備強化へ
★( 1日)ペレス氏がカディマに協力すると発表
★( 2日)シャロン氏の新党カディマは人気上昇
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2005年11月30日（水）
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＊ＥＵから米国に大量の麻薬を密輸した容疑で、イスラエル人のローゼ
ンスタインを米国に引き渡すことが決定。ローゼンスタインは引き渡
し中止を求めて裁判所に訴えていたが却下された。(H,P)
＊ネゲブのエジプト国境地帯の警備を３年かけて強化する計画を首相が
検討中。現在この地域は警備が甘く、テロリストや武器だけでなく、
麻薬や売春婦などが流入するルートにもなっている。(H,P,I)
＊人気女性キャスターのイェヒモビッチ氏がシャロン首相の新党カディ
マに参加すると発表。(P,H)
＊新党カディマが和平の基本方針を発表。西岸地区の一部の入植地をイ
スラエルが保持し、非武装のパレスチナ国家を設立するというもの。
基本的には和平行程表にもとづく内容となっている。(H)
＊エジプトとガザの間のラファ検問所で通行が再開され、国外逃亡中だ
ったハマス指導者が続々とガザに帰還していることが判明。(P,I)
＊ガザ撤退時に墓地を掘り起こしている現場写真がインターネットに出
回っていることが判明。国防軍は流出経路の追及を開始した。(P,I)
＊ユダヤ教の改革派と保守派が、両派の行った改宗手続きを政府に公認
させるための法廷闘争を開始。イスラエルでは正統派の改宗だけが政
府によって認められ、国籍取得の条件を満たす。(P)
＊イスラエルとパレスチナの選手による混成のサッカーチームが、バル
セロナで親善試合。企画はペレス平和センター。同センターはパレス
チナとイスラエルの青少年のスポーツ交流を推進している。(H)
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2005年12月1日（木）
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＊ペレス氏が労働党からの離党を正式表明し、カディマへの協力を表明
した。この動きでカディマの人気は急上昇。最新の世論調査でシャロ
ン氏が首相にふさわしいとの意見は４７％に達した。(H,I,P)
＊リクードが「シャロンを選べばペレスもついてくる」とのキャッチフ
レーズを決定。シャロン政権が左派だと印象付けるため。「これで元
リクード支持者が帰ってくる」と広報担当は語っている。(P)
＊シャスが「だれでも、主につく者は、私のところに」（出３２：２６）
との聖句にオバデヤ・ヨセフ師の写真をあしらった広告作戦を開始。
次は「主の御告げ−シャスに投票せよ」だと皮肉る声も。(P)
＊カディマに参加したイェヒモビッチ氏が、過剰消費やポルノに反対す
る点では共感するところがあると、超正統派に支持を訴え。(P)
＊反宗教政党シヌイの創立者ライヒマン氏もカディマへの参加を表明。
「容易な決断ではないが、社会を変えるため」と心境を語った。(P)
＊労働党のペレツ党首が知識人やジャーナリストなどを次々に党に勧誘
しているため、現職議員の間に懸念する空気が広がっている。比例代
表の候補者名簿順位が下がり、当選の確率が下がるため。(H,P)
＊国会運営委員会がシャロン首相の息子のオムリ・シャロン議員の停職
を決定。同議員は有罪が確定しており、判決は来年になる。 (H)
＊昨日から国防軍がナブラスでテロリスト拘束作戦を実行中。(P)
＊２０００年以降に約５万人のパレスチナ人がイスラエルに移民したと
の調査を大学生が発表。イスラエルのアラブ系市民の親戚の子供が多
いが、子供たちは新しい環境になじめず苦労しているという。(H)
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2005年12月2日（金）
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＊世論調査でリクードの人気は続落。現状で選挙が行われると、シャロ
ン首相のカディマは１２０議席中３７、労働党が２６、シャスが１０、
リクードとＮＲＰは各９になると予想されている。(H)
＊リクード新党首の席を目指し、ネタニヤフ氏、モファズ氏、シャロム
氏らが選挙戦を開始。一方。ペレス氏の去った労働党もテルアビブに
１２００人が集まり決起集会を行った。(H)
＊韓国がイスラエルからの航空防衛システム購入を見送った。米国から
同国製を購入するように圧力がかかったため。(P,H,I)
＊今年１年で、西岸地区の入植地の人口は４％余り増加し２４万３千人
に達する見込み。増加要因の大半は自然増加によるもの。(H)
＊ハマス指導者が、イスラエルとの停戦は年末で打ち切ると宣言。イス
ラエルとの平和共存も武装解除もありえないと明言した。(P)
＊遅刻を繰り返し、隠蔽のため文書を偽造したハイファの裁判官が罷免
された。現職の裁判官が罷免されるのはイスラエル史上初。(P)
＊米国のユダヤ人の８２％がイスラエルを支持。しかし、他の人に対し
てイスラエルのことを話すという人は２９％だった。(P)
＊ローマ法王が、ナチスのユダヤ人虐殺は「人類史に永遠に残る汚点」
だと説教。詩編を引用しバビロン捕囚などについて語った。(H)
＊サウジアラビアのジッダ商工会議所役員に女性２人が当選。同国史上、
女性の選挙権と被選挙権が認められたのは初めて。(P)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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