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(写真はエボ・モラーレス:エル・ムンドより)
ボリビアの「左翼クーデター計画」暴露(エル・ムンド、IRA-Noticias)
12月1日付エル・ムンド紙は、南米からのEFE配信記事として次のようなことを報道しています。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/12/01/internacional/1133431730.html
Un senador de Bolivia insinúa la existencia de un plan golpista para instalar a Evo Morales en el poder
ボリビアの上院議員がエボ・モラーレスを政権につけるためのクーデター計画が存在することを示唆
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そして同日のIRA-Noticias(アルゼンチン)も同様に次の記事を掲載しました。
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http://iarnoticias.com/ultimo_momento/latinoamerica/0890_golpe_izquierda_bolivia_01dic05.html
La denuncia de un "golpe de izquierda" recalienta la "guerra sucia" en Bolivia
『左翼クーデター』告発はボリビアでの「汚い戦争」を再燃させる
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ボリビアの総選挙は今月18日に行われる予定ですが、今のところ「左派系」のエボ・モラーレスは32%以上の支持、対する保守政党のホルヘ・キローガはおよそ27%と、モラーレスがややリード気味という情勢のようです。
そしてこれらの情報によりますと、原住民系のエボ・モラーレスに率いられるボリビア社会主義運動(MAS)に属する一人の上院議員が、同党が来る総選挙でもしも敗れた場合にでも権力の座に着けるように軍部や警察としめし合わせている、と語りました。(エル・ムンド)
IRA-Noticias によりますとこのMAS上院議員はRomán Loayzaで、彼の語ったところでは、モラーレスは『良い手段であろうが悪い手段であろうが』大統領にならなければならない、『ネオリベラルに対抗し、伝統主義政党に対抗する、一つの運動がやってきている。平和的でなければ対決してでも。』ということのようです。IRA-Noticiasはもしこのような事態になれば、ボリビアを中心にして1970年代の「汚い戦争」がラテンアメリカで再燃する危険性がある、と警告しています。
モラーレスは「ワシントン・コンセンサスの命令には従わない」という反米姿勢を表明しており、ベネズエラのチャベスはモラーレスを固く支持しています。
【ワシントン・コンセンサスは1989年に『ラテンアメリカの経済的発展を促進するため』に作られた協定で、要は世界銀行とIMFを通してネオリベラル経済を浸透させる、という内容です。参照:Wikipedia】
http://en.wikipedia.org/wiki/Washington_consensus
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しかし・・・・、クーデター計画を予め「打ち明ける」かなぁ・・・・。なぁんか茶番のような気もするけど。エボ・モラーレスがコカ栽培の最も盛んな地区の出身で、コカ栽培農家の利害を代表している、と言われており、必然的に裏のほうではCIAやムーニーとつながっているでしょう。
IRA-Noticiasの以前の記事によるとCIAのほかにコンドリーサ・ライスの覚えもめでたい人物のようで。
http://iarnoticias.com/secciones_2005/latinoamerica/0044_el_lula_boliviano_08jun05.html
Evo Morales: el "Lula" boliviano de Washington y las petroleras
この記事の最初にある内容のまとめの部分だけを紹介しておきます。
『社会的な抵抗を叩き潰しボリビアの石油確保の「民主的秩序」を確立させるための、CIAと米国国務省による戦略と緊急の計画におけるエボ・モラーレスの役割。紛争を抑えるのか対立を激しくするのか:何が間近に迫っているのか』
どっちにしても、「右」だの「左」だのといった、馬鹿馬鹿しい分類で世界を見るような人には理解できない話でしょうけど。