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【カイロ2日共同】1日付のアラブ紙アルハヤトは、イスラム教スンニ派部族を基盤とするイラク人武装勢力が、有力者暗殺への復讐(ふくしゅう)として、ヨルダン人のザルカウィ容疑者が率いる「イラク聖戦アルカイダ組織」など外国人中心の武装勢力に対する攻撃を準備していると報じた。
一般市民を狙った無差別テロを続けるザルカウィ容疑者らと、以前からこれに批判的だったイラク人武装勢力との分裂が鮮明になってきた。イラク人武装勢力に対話を呼びかけ、ザルカウィ容疑者の孤立化を図るタラバニ移行政府大統領の戦略を勢いづけそうだ。
イラクでは今週、イスラム聖職者協会の幹部らスンニ派の有力者2人が相次いで暗殺された。同紙によると、2人は15日の総選挙への参加や、外国人武装勢力との決別を訴えていた。
(共同通信) - 12月2日9時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051202-00000038-kyodo-int