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ETV2001「戦争をどう裁くか」(3)「いまも続く戦時性暴力」録画求む!
放送日は2001年1月31日である。
政治介入騒ぎのNHK番組、ETV2001「戦争をどう裁くか」に関しては、2001年1月30日放映の第2回、「問われる戦時性暴力」:「日本軍の戦時性暴力」のみが話題になっている。
たとえば、わが古巣、民放労連の外郭団体、メディア総研では、つぎのような声明を発している。
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http://www.mediasoken.org/page044.html
ETV改変事件をめぐるNHKへの政治介入に対する声明
2005年1月17日
メディア総合研究所
所長 須藤 春夫
1月13日、NHK番組制作局の現職チーフ・プロデューサーが都内で記者会見し、2001年1月30日夜にNHKが放送した『ETV2001 シリーズ戦争をどう裁くか』第2回「問われる戦時性暴力」について、自民党の政治家らから圧力を受けて番組の内容が改変されていたことを明らかにした。番組は、アジア諸国と日本の市民団体が開催した民衆法廷「女性国際戦犯法廷」を取材したもので、天皇の戦争責任問題などをめぐって放送前から、右翼団体などから放送中止の圧力をかけられていた事実があった。
[後略]
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ところが、この番組は、4回のシリーズであって、その(3)、「いまも続く戦時性暴力」の内の「旧ユーゴ」の取り扱いには、重大な問題が秘められているのである。
NHKサービスセンター発行、ウイークリーステラ、2001年2月2日号には、ETV2001「戦争をどう裁くか」に関して、4回シリーズの非常に短い解説が、以下のごとく、掲載されている。
ETV2001「戦争をどう裁くか」
(1)「人道に対する罪」
20世紀の戦争・内戦・民族紛争の中で起きた犯罪を検証し、和解を進めようという取り組みが世界的な規模で進められている。第1夜は、ドイツやフランスの人道に対する罪への取り組みの現状を探る。
(2)「日本軍の戦時性暴力」
去年12月、第2次世界大戦中の日本軍による性暴力の責任を問う女性国際戦犯法廷が東京で開かれた。加害国・日本とアジア諸国の女性たちが力を合わせてこの問題を考えることの意味を問う。司会は町永俊雄アナ。
(3)「いまも続く戦時性暴力」
去年12月に開かれた女性国際戦犯法廷で戦時性暴力に関する国際公聴会が開かれ、旧ユーゴ、ソマリア、グアテマラ、東ティモールなどで被害者となった人々が証言した。戦時性暴力を巡るさまざまな問題を検証する。
(4)「和解は可能か」
南アフリカ[後略]
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「旧ユーゴ」の「レイプ」問題に関しては、わが電網宝庫(ホームページ)に、以下に抜粋する1999年当時の記録がある。
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-35-jit.html
初端からユ−ゴ戦争は大手デマ宣伝横行
泥沼化する一方の旧ユーゴスラビアの内戦は、勃発以来2年目を迎えようとしている。
なかでも、旧ユーゴ内戦の報道で中心になっている場所がボスニア・ヘルツェゴビナ共和国、一般にはボスニアど呼ばれている場所だ。
[中略]
このユーゴ内戦での『レイプ3万人』衝撃ニュースが世界に走ったのは、今年の年頭のことだった。「セルビア人によるイスラム教徒とクロアチア人に対する虐殺とレイプ」の報道だ。
まずレイプされた人数だが、最初クロアチアで発表されたのは2万人だった。その後ボスニア政府の戦争犯罪調査機関が発表したときには3万人になっていた。次にボスニア内務省が発表したときには5万人になっている。どれが本当なのか。
セルビア人にレイプされたイスラム教徒がジュネープで出産したという報道が現地に伝わってきた。やはりレイプは行われていたのだ。事実セルビア人も否定はしない。ところが生まれてきたのが黒人だった。
レイプ報道のねつ造の話を間いたら、R通信の記者がある雑誌記者と談合してレイプ問題をつくり、人数を決めたという。この内容に関する話し合いがきちんと書き留めてあったR通信の記者の手帳が何らかのきっかけで公表されたので嘘がばれた。嘘がばれた後、R通信社はこの記者との関係を断絶することを発表、間接的に記者がレイプ問題を談合の上ねつ造、世界中に配信したことを認めた。
る。
システマティック・レイプとは、民族浄化の手段として多数のボスニアのムスリム女性を強姦してセルビア人の子供を生ませようとした事件である。
「システマティック・レイプは、ECその他の国際機関が調査して実際にそれが行なわれたことが証明されたことになっている。が、彼らの調査方法を見れば、まったくのデタラメだったことがわかる。
例えばECの調査委員会の委員長は現地に赴き犠牲者から聞き取り調査を行なったが、その数といえば、たったの4人だ。しかし委員会は『犠牲者2万人』という数字を出してきた。その情報源は敵側であるクロアチアだった」
[後略]
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火元の「女性国際戦犯法廷」に関しては、以下に抜粋する亜空間通信を発した。
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku954.html
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/215.html
『亜空間通信』954号(2005/01/29)
【NHKvs.朝日新聞の醜い争い猟奇報道合戦は火種「女性国際戦犯法廷」猿芝居の仕掛け調べぬ空中戦】
[中略]
「女性国際戦犯法廷」に関して:
結成された日付は、1997年11月3日、場所は日本である。誰が「言い出しっぺ」かと言えば、The prime movers (prime moverを手元の安物英和辞典では「原動力、主導者」などと説明しているが、キリスト教では「創造者」、つまりは「三位一体」のわが主なるぞよ!)の筆頭は、「フランスのイスラム教の法の下に生きる女性たち」のマリエーム・ヘリエ・ルーカスと発音するのかな、ともかく、当時はユーゴ侵略軍のフランスのイスラム関係組織の代表なり。
次が、日本(アジア)代表の「松井やより」で、その次が、ユーゴ代表のレパ・マジェドヴィッチと発音するのかな、これまた「イスラム系」である。
場所としても、その後の「従軍慰安婦」問題の経過からしても、中心に据えられた日本(アジア)代表の「松井やより」の前後には、イスラム教徒が並んでいたのである。
なぜか。これも事情を知る者には、最初から見え見えの謀略だった。当時、ユーゴ連邦共和国大統領ミロソヴィッチの出身元のセルビアの兵士が、イスラム女性を1万人とか10万人とかレイプしたという話が、世界中を駆け巡っていたのである。ところが、これは真っ赤な嘘だったのである。この件では、単行本もあり、電網検索すると膨大な情報が出てくるが、以下、私自身の文章を抜粋紹介する。いささか「ドギツイ」のだが、「改竄」などと吠えられると、もっと大変なことになるから、議論に必要のない部分以外は、そのまま再録する。
次に紹介する電網情報は、「国際女性戦犯法廷」自体の広報である。これは、最も重要かつ決定的な証拠文献なので、全文再録する。写真も入っているが、見たい方は直接訪問されたい。
[中略]
[以下、引用]
http://home.att.ne.jp/star/tribunal/members.htm
法廷メンバー
裁判官
ガブリエル・カーク・マクドナルド 旧ユーゴ国際戦犯法廷前所長(米国)
クリスチーヌ・チンキン ロンドン大学国際法教授(英国)
カルメン・マリア・アルヒバイ 判事、国際女性法律家連盟会長(アルゼンチン)
ウィリー・ムトゥンガ ケニア人権委員会委員長ケニア大学教授(ケニア)
P・N・バグワティ 国連人権規約委員会副議長、前インド最高裁長官(インド)
主席検事
パトリシア・ビサー・セラーズ 旧ユーゴ・ルワンダ国際戦犯法廷ジェンダー犯罪法律顧問(米国)
ウスティニア・ドルゴポル フリンダース大学国際法助教授(オーストラリア)
検事
韓国
金 明基 首席検事 明知大学国際法教授
趙時顯 検事 誠信大学法学部国際法教授
金 昌縁 検事、 釜山大学法学部、日本法律史
張 莞翼 検事 弁護士、安山
朴 元淳 検事、弁護士 「参与連帯」事務局長
姜 貞淑 検事 韓国挺身隊研究所研究員
河 棕文 検事 ハンシン大学
梁鉉娥 ソウル大学講師
北朝鮮
鄭 南用 法学博士、共和国国際法学会常務委員
黄虎男 「従軍慰安婦」太平洋戦争補償対策委員会事務局長
中国
周 洪鈞 華東政法学院経済法研究所副所長
蘇 智良 上海師範大学歴史学科教授
台湾
荘 國明 弁護士、国際法
廖 英智 弁護士、国際法
廬 佳香 弁護士、台北市婦女救援社会福利事業基金会
黄 昭元 台湾大学法学部教授
雷 文_ 中原大学教授
姜 皇池 警察大学教授
尤 美女 弁護士
フィリピン
マーリン・マガリオーナ フィリピン国立大学法学部長、国際法研究所所長(検事団長)
セドフリー・カンデラリア アテネオ・デ・マニラ大学法学部副学部長
エレノア・C・コンダ 女性の人権アジアセンター(ASCENT)法律顧問
オーロラ・ハヴァテ・デ・ディオス ミリアム大学学部長
リカルド・ホセ フィリピン国立大学歴史学教授
ピュリフィカシオン・キスンビング フィリピン司法アカデミー・調査出版部長、フィリピン最高裁判所
エヴァリン・ウルスア 弁護士、女性法律援助局
インドネシア
ヌルシャバニ・カチャスンカナ 弁護士、正義と民主主義のためのインドネシア女性連合事務局長
アンタリナ・アマ 弁護士、正義と民主主義のためのインドネシア女性連合
アスニフリカンティ・ダマニック インドネシア法律扶助、正義女性協会
パウロス・P・マフレッテ 弁護士、LBHジャカルタ(ジャカルタ法律扶助協会)
東ティモール
カルメリタ・カエタノ・モニス UNTAET
マリア・ナターシア・グズマオ UNTAET
オランダ
ヘンリー・グラント 法学部教授、旧ユーゴ国際戦犯法廷元検事
日本
川口和子 弁護士、VAWW-NET Japan
東澤靖 弁護士、VAWW-NET Japan
横田雄一 弁護士、VAWW-NET Japan
阿部浩己 神奈川大学教授
申恵半 青山学院大学助教授
法律顧問
ロンダ・カプロン 米国・ニューヨーク市立大学大学院教授
テオ・ファン・ボーフェン オランダ・マーストリヒト大学法学部教授
ケリー・ドーン・アスキン 米国・ワシントン大学法学部教授
ベティ・ムルンギ 弁護士、ルワンダ国際戦犯法廷法律顧問
書記局 ロウェナ・グアンソン 弁護士 三木恵美子 弁護士
[引用終わり]
以上、このように、「裁判官」の筆頭は、ガブリエル・カーク・マクドナルド(旧ユーゴ国際戦犯法廷前所長、米国)であり、「主席検事」の筆頭は、パトリシア・ビサー・セラーズ(旧ユーゴ・ルワンダ国際戦犯法廷ジェンダー犯罪法律顧問、米国)
であり、「法律顧問 」筆頭は、ロンダ・カプロン(米国・ニューヨーク市立大学大学院教授)だったのである。何とも完全無欠な「ユーゴ侵略中」の「アメリカ」主導なのである。
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以上のような構成の模擬裁判が、NHKの番組になったのである。録画がないし、NHKは、見せようとしない。そこで、「録画求む!」なのである。