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□暴動で指導力不発、夫人に疑惑 憂うつな誕生日 [西日本新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000016-nnp-int
暴動で指導力不発、夫人に疑惑 憂うつな誕生日
【パリ29日井手季彦】フランスのシラク大統領は二十九日、七十三歳の誕生日を迎えた。移民系の若者による暴動発生以来、強硬姿勢で支持率が急上昇したサルコジ内相らの陰に隠れ、指導力を発揮できず存在感が薄れたのに加え、夫人が多額の航空券を無料で受け取っていた疑いも持ち上がり、憂うつな日々だ。
二十七日のパリジャン紙掲載の世論調査では、「大統領の国内情勢への影響力は弱い」と答えた人が72%に上った。中道保守野党・フランス民主連合(UDF)のバイル議長が「暴動の激しかった三週間、大統領は自ら舞台を降りてしまった」と発言するなど、国家元首への失望感は強い。
一方、二〇〇三年に倒産したユーラレール航空は大統領と近い関係にあった人物が会長を務めていたが、倒産に関しての不正容疑で捜査を受けている。その中で、ベルナデット夫人が一九九八年から二年間、総額四万ユーロ(約五百六十万円)の航空券を無料で受け取った疑惑が浮上。今月中旬には、夫人が県議会議員を務めるコレーズ県の議会建物や空港が家宅捜索を受けた。
シラク大統領が三選を目指して二〇〇七年夏の次期大統領選に出馬する可能性は薄れたという見方が一段と広がり、最大野党・社会党(PS)のオランド党首は二十七日、公共ラジオのインタビューで「もはや大統領の行動は何の重要性も持たない」と、こきおろした。
(西日本新聞) - 11月30日2時18分更新