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イラク軍のスンニ派殺害など相次ぐ…米メディア報道
【ニューヨーク=大塚隆一】複数の米メディアは29日、イスラム教シーア派主体のイラク軍、警察の仕業とみられるスンニ派住民の誘拐や殺害が相次ぎ、刑務所での虐待も広がっていると報じた。
米軍やイラク政府の当局者、スンニ派住民の話として伝えた。
イラクでは15日、内務省が拘束した約170人が拷問などを受けていたことが発覚したが、報道が事実とすれば、この事件も氷山の一角にすぎないことになる。シーア派によるスンニ派虐待の広がりは両派の対立を激化させ、本格的検討が始まった米軍撤退計画にも影響を与えそうだ。
29日付のロサンゼルス・タイムズ紙によると、手錠をかけられたまま川や路上に放置された遺体が増加。バグダッドの死体収容所には手錠付きの遺体が毎週数十体も運び込まれている。米軍当局者はイラク警察に大量に浸透したシーア派の「イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)」の「バドル軍団」と同派強硬指導者ムクタダ・サドル師の「マフディ軍」の「暗殺部隊」の仕業と疑っているという。
同日付のニューヨーク・タイムズ紙はイラク軍兵士や警察官が逮捕状なしでスンニ派住民を連行しており、射殺体で見つかった例もあると報じた。
米国で30紙以上を発行しているナイト・リッダーによると、刑務所での虐待は各地で相次ぎ、7回レイプされたと証言した女性収容者もいたという。
(2005年11月29日21時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051129i314.htm