★阿修羅♪ > 戦争76 > 506.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□フセイン元大統領の激高シーンは放映禁止 裁判は来月5日まで再び休廷 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1511834/detail
フセイン元大統領の激高シーンは放映禁止 裁判は来月5日まで再び休廷
【アルジャジーラ特約28日】イラクのフセイン元大統領(68)ら旧政権幹部の8被告に対する戦争犯罪裁判が28日、首都バグダッドのイラク高等法廷で再開した。
この日のフセイン元大統領は、イスラム教の聖典コーランを脇に抱えジャケット姿で、予定時刻に遅れて出廷した。アミン裁判長から「出廷遅れ」の理由を尋ねられた同大統領は、「手錠を掛けたれたまま連れてこられた。手錠のままの出廷は違反だ」「エレベーターが故障しており、階段を歩いて下りた」などと釈明。
裁判長が「その件は警察当局に(改善するよう)要請する」と応じたのに対し、元大統領は「要請では駄目だ。命令しろ。やつらは侵略者だ」と強く主張。
立ちながら話す元大統領の声は次第に高まり、続けて元大統領は「護衛がペンと紙を私から取り上げた」と激高しながら激しく抗議した。
この日の法廷は、米放送会社が制作するテレビでも放映されたが、万一の不測の事態に備え、放映は開廷から30分遅らせて始まった。このため実際には、元大統領が激高しながら抗議したシーンは「カット」され、声も消されてしまった。
アミン裁判長は、元大統領の弁護団側が裁判の正当性に再度異義を申し立てたことなどを受け、法廷を12月5日まで1週間休廷することを決め、同法廷を終えた。
この日、開廷の約2時間前に高等法廷のある「グリーンゾーン」に迫撃砲が撃ち込まれたが、けが人などは出なかった。
フセイン元大統領ら8被告は、1982年に中部ドジャイルで起きたイスラム教徒シーア派住民虐殺事件に関与したとして起訴されている。
一方、そのドジャイルではこの日、シーア派教徒数十人が同事件で殺されたとされる親族らの写真を掲げ、「フセインを死刑に」と叫び、市内をデモ行進した。
これに対し、フセイン元大統領の出身地ティクリットでは元大統領支持者ら数百人が裁判反対を叫んで抗議した。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2005年11月29日00時36分