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1面の大半を塗りつぶした「ジェチポスポリタ」紙=同紙のウェブサイトから
毎日新聞からhttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20051124k0000e030022000c.htmlより引用
ポーランド:2紙が1面黒塗り新聞 ベラルーシ政権批判
【ウィーン会川晴之】これがベラルーシの実態だ−−。ポーランドの主要紙「選挙新聞」と「ジェチポスポリタ」は23日、1面の大半を黒く塗りつぶした新聞を発行し、市民の度肝を抜いた。国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」の活動に協賛したもので、ジャーナリストの拘束や言論の制限など人権侵害が相次ぐ隣国ベラルーシのルカシェンコ政権を強烈に批判した。
両紙とも塗りつぶす前の1面記事を3面に掲載し、読み比べることができる凝った仕掛け。「ジェチポスポリタ」では、「欧州連合(EU)の農業補助金の支給遅延へ」の記事が、1面では「遅延へ」の部分が消されており、記事の核心部分が塗りつぶされた体裁を装った。
また「選挙新聞」は、2面にベラルーシの人権侵害に関する論説を載せたほか、最終面にベラルーシ政府への抗議文とベラルーシ大使館の住所を掲載した。
23日は、89年の民主化でポーランドの検閲法が廃止されてから16年目。ワルシャワ市民は「最初はいたずらかと思った。社会主義時代のいやな思い出がよみがえった」と話すなど、大きな反響を呼んでいる。
ポーランドは自主管理労組「連帯」の活動が東欧の民主化をけん引したとの強い自負を持っており、昨年12月のウクライナに続き、ベラルーシの民主化運動も支援している。
毎日新聞 2005年11月24日 10時30分 (最終更新時間 11月24日 11時06分)